オーケストラ– tag –
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ニューヨーク・フィルの女性団員が男性団員の数を上回る
ニューヨーク・フィルの歴史はたいへん長くて1842年の設立。今年はちょうど180年にあたるわけです。なおウィーン・フィルも同い年の1842年設立です。ちなみにこの年はアヘン戦争が終わった年でありまして、日本では天保の改革の真っ最中であった。そう、「... -
ブロムシュテット翁、新しい交響曲を演奏する
老いてなおますます盛ん、という言葉がありますけれども、95歳が、新しい交響曲を学ぼうとか思いますでしょうか。自分史上初のコンサート、95歳のデビュー。遅れてやってきたチャンス。「ヘルベルト・ブロムシュテット95歳、人生で初めてベルワルドの2番を... -
メトロポリタン歌劇場管弦楽団の新アソシエートコンサートマスターにアンジェラ・ウィー
おめでたいニュースです。メトロポリタン歌劇場管弦楽団のアソシエートコンサートマスターに若き女性が就任。ニューヨーク生まれニューヨーク育ち。ニューヨークのジュリアード音楽院でドナルド・ワイラースタインと川崎雅夫に学んだ。在学中からジュリア... -
アルゲリッチ、ジーンズで弾く
イスラエル・フィルのコンサートでアルゲリッチがジーンズで演奏したとレブレヒトのブログに書いてあって、なるほどロストバゲージか、飛行機に乗って降りたらスーツケースが出てこなかったやつね(時々あります)、と早合点してしまったんですが、そうで... -
フィラデルフィア管弦楽団、来年5月の3週間の中国ツアーを中止
フィラデルフィア管弦楽団がアメリカのオーケストラとして初めて中国の地を踏んでツアーをしたのは1973年のこと、指揮はオーマンディ。以来、他のどのアメリカのオーケストラよりも多い12回のツアーを実施してきました。そして来年つまり2023年のツアーは... -
コミュニティとしてのオーケストラ
ニューヨーク州のロチェスターにあるロチェスター・フィルの100歳の案内係の女性のことがニュースになっていました。 記事を読みますとこの女性、ジニー・ウィルターディンクさんは40年もの間オーケストラのボランティアとして活動を続けており、最初は看... -
偉大な誰かの後を継ぐこと
偉大すぎる誰かの後を継ぐというのは、とても勇気のいることです。偉大な創設者そして長く率いた人物の後任を引き受ける、これはとても恐ろしいことです。なぜなら、その偉大な人物の偉大さを"これでもか"というほど知っている人たちの集団に飛び込むわけ... -
クリーブランド管弦楽団がマーラー交響曲第2番の自筆譜をゲット
マーラーが1888年から1894年にかけて完成させた交響曲第2番の自筆譜のお話です。マーラーの2番と言えば、一昔前にギルバート・キャプランっていう人がいましてなぁ、と思っていたらやっぱりギルバート・キャプランが所有していたスコアだそうです。キャプラ... -
ワクチン未接種のためオーケストラを解雇された3人の奏者が裁判を起こす
アメリカのフロリダにあるオーケストラ、ネープルズ・フィルのメンバーだった3人は宗教的な理由によってワクチン接種を拒否していたところ、解雇処分となってしまった。それは州の法律に違反すると言うことで訴訟を起こしたというニュース。 https://www.w... -
ポーランド国立放送交響楽団の日本ツアー
昨日最終日だったポーランド国立放送交響楽団(指揮:マリン・オルソップ、ピアノ:角野隼斗)とのツアー11公演中10公演に裏方として参加させていただきました。 全国11公演がすべて満席もしくはほぼ満席という大人気ツアーで、各地の満席のホールを裏から... -
ロシア・ナショナル管弦楽団、プレトニョフとの契約打ち切り
ミハイル・プレトニョフはロシア屈指のピアニストで指揮者。日本でも東フィルとの良好な関係で知られています。プレトニョフと言えば、私としては「くるみ割り人形」を激推ししたい。 チャイコフスキー国際コンクール入賞者記念コンサート(1978年)でも聞... -
ロッテルダムの首席客演指揮者は22歳
22歳、若い。若すぎる。特に指揮者の場合は22歳っていうのはひよっこどころか、まだ卵からかえっていない、そういう感じなのではないかと思うんですが、この人は違う。ひと味もふた味も違うのであります。 タルモ・ペルトコスキ。ロッテルダム・フィルの首...