サー・サイモン・ラトルの胸像がロンドンでまもなくお披露目。今シーズンで退任するロンドン響の最後の公演の直前に。似ている?似ていない?

サー・サイモン・ラトルはベルリン・フィルの指揮者(首席指揮者兼芸術監督)を16年にわたって務めた人物であります。アバドの後は誰が?まさかラトルが!というサプライズ人事で世の中がアッと驚いたわけです。

そしてベルリン・フィルを2018年で辞任する直前の2017年より地元英国のロンドン交響楽団の音楽監督に就任。ここで6シーズンを務め今シーズンいっぱいで退任(ヨーロッパでいう今シーズンっていうのは今月までです)。この秋からはバイエルン放送響の首席指揮者に就任することがきまっております。ラトルももう68歳なんですよ。

そんなラトルの功績をたたえてブロンズ像が作られた。それが今週の木曜日(2023年6月15日)に除幕されるのだそうです。なぜこのタイミングなのかというと、ロンドン交響楽団の音楽監督としての最後の公演の直前である、ということであります。このコンサートですね

Bronze bust honouring conductor Sir Simon Rattle to be unveiled – Independent
https://www.independent.co.uk/news/uk/simon-rattle-lso-city-of-london-corporation-mahler-los-angeles-b2353400.html

製作したのはリーズ出身でロンドン在住の彫刻家、フランシス・セーゲルマンという女性。王室とも関わりがあり、メニューイン、トルトゥリエ、ナイジェル・ケネディなんかの像も作ってきたということだそうで、音楽家たちとの関係も深いということなのでございましょう。ラブリー。

Frances Segelman
https://segelman.com/

この人はエレディ・ペッツィーとしても知られているよ、と書いてあったのですが、ちょっと調べたところジャック・ペッツィーという大富豪とご結婚されているようであります。

気になるそのラトルの胸像の完成版は序幕の時に明らかになるのかと思いきや、すでにもう画像が公開されております。

アートとして優れているのか優れていないのか、という点は、美術の成績が激悪だった私には判断がつかないのでありますが、似ているか似ていないのかと問われれば、あまり似ていない・・・のかも?

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