ウィーン交響楽団の新しい首席客演指揮者は33歳のフランス人女性

© Werner Kmetitsch

首席指揮者、副指揮者、首席客演指揮者、桂冠指揮者、、、指揮者にはどうしてこんなにたくさん種類があるんだろうかと常々私は疑問に思っています。誰かオーケストラ関係者を捕まえて、ねえどうしてなの?と問いたい。むしろ問い詰めたい、小一時間ほど問い詰めたい、と思っていますが、それが果たされた事はいまだかつてない!なぜなら・・・!!!

なぜなら、オケの人と話をするときはこの事を大抵忘れているから。

忘れちゃうんだね。人間っていうのは忘れっぽいからNE!HAHAHA!!!

笑って済ませました。さて、このたび来シーズンすなわち2023-2024からウィーン交響楽団の首席客演指揮者に就任が発表されたのはフランス人女性指揮者のマリー・ジャコ(公式サイト)。ついつい日本人の私はおいしそうな名前だな、と思うのですが、美食の国フランスなんだからきっと音楽の美食、素晴らしく美しい音楽を奏でてくれるのでしょう。なおJacquotと綴るのでご安心ください。これでジャコって読むの!!って思ったあなたはフランス語初心者ですね。どうか安心して驚いてください。

・もとトロンボーン奏者
・バイエルン国立歌劇場でペトレンコのアシスタント経験あり
・ドイツ語圏やフランスのオペラハウスで指揮していて頭角を現している
・来年の秋からはデンマークの王立歌劇場の首席指揮者になることも決まっている
・そして日本にも2021年にくるはずになっていた

日本デビューは読響。2021年はコロナで入国できず、振り替え案件で来年の春に来ることになっております。これっすね

ジャコはウィーンの強力なエージェント、ラープ&ベームに所属しているので、ますます活躍の幅が広がっていくことでしょう。なおドイツ語だとラープ・ウント・ベームですが、業界人はみなラープ・アンド・ベームと発音します。英語にしちゃってるけど許してね。出版社のウニヴェルザールだって「ユニバーサル」ってみんな言うやん。なんでかわかる?その方が覚えやすいからです。耳になじみがあって、覚えやすいから。だからユニバーサル。

この世界ってわりといい加減に出来ているんやで。それでええんやで。

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