20年かかったらしいんです。むちゃくちゃかかってるな。
アーカイヴを作成するというのはものすごく時間がかかるし、控えめに言ってかなり面倒な作業であることは間違いないのです。やらないかんよなリストには入っているが、常に「時間が出来たら」状態で、後回しになるもの。
なので、ハレ管がやってのけたのはとんでもない偉業なのだ。ハレ管はマンチェスターに拠点があって、ハレというおっちゃんが作ったからハレ管で、1858年に設立されたイギリスで最も古いオーケストラであり、イギリスのオーケストラでオンラインアーカイブを作ったのはうちが初めてや、ともありますので、ハレ管がやってのけたことは先駆者として実に正しい。
The Hallé Archive
https://archive.halle.co.uk/
っていうかまだ完成してはいなくて、とりあえず公開されたのは1858年から1990ねんまでなんで、たったの132年分、およそ4万曲分なんだそうです。まじか。残念だ(すごすぎる)。ハレ管ではオフラインイベントとして、このアーカイブにまつわるトークイベントもやっているようなので、それまためちゃくちゃ気になるんですが、見に行けないのでしょうがない、オンラインだけ見てみまっしょい。
なになに、最初のコンサートは(当然これやりますよね)。「バルビローリ」・・・なるほど。「ラフマニノフ」・・・んー?「ツィガーヌ」・・・へーへーへー。(残念ながらカタカナでの検索には対応していないのでお気をつけ下さい)
なるほど、ちょっと判りづらいがきちんとタグ付けされていて、曲目や指揮者、ソリスト、会場名で絞り込めるようになっているし、絞り込んだ先でもしっかりとそれぞれにリンクがついていて、次々と脈絡なしに飛んで行けるようになっている!!例えばコンサートで絞るときっちり7日ごとにコンサートが開催されてるのが並んで誠に気持ちいい。
にしてもこれはなかなか強烈。20年かかったと言われても納得かもしれない。しかも作成したのはボランティアとのこと。ボランティアだから、勝手な、かつ失礼な想像ですが、年齢は高めで、バキバキと入力していく方々ではなく、ゆっくりめだっただろうし、タグ付けとかそういう作業もやってもらっていたのだとしたら、ますます難易度は高い(とはいえ最近、めちゃくちゃゲームがうまい老人集団っていうのを目にしたんですがね。若者には負けんぞ的な!)。
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