世界の音楽ニュース– category –
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ロイヤル・オペラで12歳の少年にブーイング
昨日、ロンドンのロイヤル・オペラ・ハウスで、ヘンデル《アルチーナ》上演中に事故。12歳の少年がアリアを歌っている最中に客席からブーイング。 rubbish!「ゴミ」と叫んだ男性がいた模様。しかも周囲の制止を振り切って何度も。叫んだ男性はロイヤル・オ... -
ドイツのベートーヴェン・リング賞2022の受賞者はユリア・ハーゲン
そういえば先月、ハーゲン親子のコンサートを銀座で聴いてきました。親子で同じチェロのソリストとして活動して、同じ舞台に立つというのは、親として最高の気分であろうなと思いながら座っていました。涙が出ちゃう。 そしてこのたび、娘様の方であられま... -
18分の1サイズで出来たヴァイオリン工房
手の器用な人のことを尊敬します、心の底から。私という有機体は極めて雑に出来ているため、細かな手作業が昔から不得意でした。なんなら絵も苦手。図工、絵画、ダメでした。しかし細かさの代わりにパワーがあるわけでもなく、どっちつかずというか、力も... -
マリア・カラス博物館がアテネ中心部に爆誕へ
伝説のオペラ歌手であり、ディーヴァ。マリア・カラスは今年没後45年であるということを、私は一瞬の躊躇もなく言うことが出来ます。なぜか。 私の年齢と同じだからです。 げぇっ!!と思ったあなたは横山光輝の三国志の読み過ぎ、ではなくて、私よりもだ... -
イギリスの助成金問題
アメリカの文化芸術団体は政府から助成金をあまりもらわず個人の寄付とかそういうので予算を組み立てていく。ヨーロッパは助成金の割合が高い。イギリスはというと、その中間、という感覚のようです。 しかしこのたび、イギリスの助成金のお財布であります... -
アムステルダムのコンセルトヘボウで環境活動家がコンサートを妨害
ヴェルディのレクイエムが標的になりました。 環境活動家3名がコンサートに潜入し(チケットは買っていたのでしょう)、演奏中に突如立ち上がると、「我々は天候の危機のまっただ中にあり、船が沈みかけているのに静かに演奏を続けるタイタニック号のオー... -
新発見!バーンスタインの《弦楽四重奏のための音楽》(1936)が録音へ
バーンスタインの話題が続くなと思いながら書いています。 https://officeyamane.net/dearest-lenny/ そして、いまの若い人たちにバーンスタインという言葉はどれぐらいの感覚として響くのかという事が気になってもいます。私たち40代の世代にとってみての... -
ヴィヴァルディの失われた作品が世界初録音
ヴィヴァルディといえば四季、四季と言えばヴィヴァルディ。NHK式に記述するならビバルディ。 さて、ビバルディには何百もの協奏曲が残されていて、ほとんどがピエタという慈善院の女性音楽家たちのために書かれたものでした。私は昔は勝手に「女子のオー... -
ウィーン国立歌劇場で逮捕劇
ウィーン国立歌劇場では10月29日、「椿姫」が上演される予定だった。しかし開演前に酔っ払った男性客(55歳、ドイツ国籍)が罵詈雑言を他の客?に浴びせるなど、客席で大暴れしたため警察が出動。まず2人の警察がやってきて、男性に自発的に退場するよう促... -
バレンボイム、80歳記念コンサートをキャンセル
体調不良でコンサート活動からの一時的休止を表明しているバレンボイムの体調は本当に気になるところです。アジアツアーも降板、日本では代わりにティーレマンが出るとあり、バレンボイムの事は気がかりながらも、それはそれで大変興味深いことになってい... -
カナダ最大のピアノコンクール、ホーネンスは21歳のウクライナ人が制す
カナダのカルガリーで3年に一度行われているホーネンス国際コンクールは本来なら去年が開催年でしたが1年延期となり、今年開催されました。ホーネンス国際コンクールで優勝、入賞したピアニストは誰?一番有名なのはおそらくジャン=エフラム・バヴゼとセ... -
モスクワ音楽院教授ミハイル・ヴォスクレセンスキーがアメリカに亡命
驚きのニュース。ヴォスクレセンスキー、亡命。 1935年生まれ。モスクワ音楽院の教授として長く強い影響力を持ったピアニスト。日本人の弟子も多数いて、反田恭平の師でもあります。妻子とともにアメリカに亡命したというニュースを発見しました。 どうや...