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環境活動家への対応。アントニ・ヴィットの場合
コンサートホールに現れる環境活動家たちのやり方はまずい。とにかくまずい。過激にやらないと注目されないという気持ちの現れなのでしょうけれど、単純に対立をあおるだけなのように感じます。繰り返すうちに人々は気がつく、などと考えているのでしょう... -
コンサートホール×オーケストラ 理想の響きを求めて
こういう本は大好物です。 コンサートホール×オーケストラ 理想の響きを求めて 音響設計家・豊田泰久との対話 - アルテスパブリッシング はたして理想の響きなんていうものがあるのかどうか、ということなんですけれども、すべての人にとって共通する理... -
セーゲルスタム、80歳。371番
数字だけを読んで何のことかすぐに直感的に理解したあなたは実に正しい。そう、そのとおりなんだよ。「世界で最も交響曲を書いている男」それが、レイフ・セーゲルスタム。なんと昨日80歳を迎え、同時に、371曲目の交響曲が初演されたというのだから!! は... -
当惑したヴィキングル・オラフソン
ヴィキングル・オラフソンは困っている。 若きピアニストのヴィキングル・オラフソンはご存じですか。つい先日日本でも素晴らしいゴルドベルク変奏曲を弾いて帰りましたね!(聴いてないやつが堂々と言うな) アイスランド出身。背が高くてナイスガイ。国... -
中国でピアノが売れなくなっていることについて思うこと
おはようございます。函館駅前にいます。寒いです。海鮮丼ならおいしかったです。 昨日見つけたニュースですが、中国でピアノが売れなくなっているそうです。そうなんか。ラン・ランやユジャ・ワンといったスーパースターがピアノ市場を牽引しているんと違... -
ピタゴラスの定理は間違いではないかという最新の研究結果
心地よい音の響きとは何か。ちゃんとハモっていることだね。それがピタゴラスの定理であって、4対3(完全4度、ドとファとか)とか3対2(完全5度、ドとソとか)の単純な割合で生み出されると信じられていて、そこから少しでも外れると不協和音だ、というも... -
ツヴェーデン、フランスへ
オランダのコンセルトヘボウ出身。もとコンサートマスター、16年コンサートマスターをやって、いま指揮者。ヤープ・ファン・ツヴェーデンは2018年からニューヨーク・フィルの音楽監督ですが、2026年9月からは違う。 パリへ。そう、ラジオ・フランスに行くこと... -
スカラ座でスマホが上演中に落下、最前列の観客にヒット
何が起こっても不思議ではないこの世の中。いろいろなことがおこるものだ。明日は我が身、自分が傷つけられる側にも、傷つける側にもなり得るのだ。このように世の中はとかくに生きにくいのだ・・・。 とペシミスティックになっていてもしょうがないんで、... -
ヨーロッパ人はバナナが大好きなのか
私はそれほどフルーツを好んで食べる者ではないので、朝からバナナを食べる子どもたちをみてすごいなと感心しているわけです。 皆様は「ケータリング」という言葉をご存じでしょうか。私が初めてこの言葉を知ったのはたしかオペラシティにアルバイトで行っ... -
ルノー・カプソン、勲章をもらう
カプソンというのは不思議な名前であることよと思いますね。不思議な名前。しかしもうすっかり慣れっこになったから人間とはなんと不思議な生き物なのでしょう。 音楽家とカプソンには二人いて、兄のルノーと弟のゴーティエ、兄がヴァイオリンで弟はチェロ... -
BBPプロムス、ナント歌劇場の要職につくのはどうです?
こういうのって公募されるんだな、一本釣りじゃないんだ、と思ってるんですけれど、BBCプロムスの企画担当が公募にでている。それからフランスのナントのアンジェ・ナント歌劇場も総監督を募集中。 全くの100%公募なのか、一本釣りも視野に入れつつの、公... -
BBCシンガーズはVOCES8財団の支援を受けて存続へ
一週間以上前のニュースでした。昨年6月以来解散の危機にあったイギリスのプロフェッショナル合唱団、BBCシンガーズは解散の危機をとりあえず免れたということであります。 どうしてかというと、VOCES8財団が支援に名乗りをあげたから。「ヴォーチェス・エ...