エレベーターの故障って、ジャムって言う言葉を使うんだということを知ってホーとかへーとか言っています。ジャムってうちの子らが好きなあのベトベトのやつか!!ちゃんと手を洗えと何回言えばお前ら略、うわセーターにこすりつける略
つまり阿鼻叫喚ですよ。
ジャムって言う言葉にいい意味はないね、きっと(結論)
辞書を見ると、故障するっていう意味もあるようですね。つまりエレベーターがジャムしたらそれは故障なんですね。英単語を多角的に知ることが出来て嬉しい。渋滞、すし詰め、それに加えて故障。語彙が貧弱ですみません。
さて、メトロポリタン歌劇場もきっと阿鼻叫喚だったのだと思う。フランコ・ゼッフィレッリの、必見の豪華絢爛『トゥーランドット』、そのセッティングの最中にエレベーターが、というか舞台用語いうところのせり、なのではないかと思うんですが、それがぶっ壊れてうごかなくなったみたい。おとといの話。
なので、ステージが中途半端な感じで上演が行われることになった、と。希望者には払い戻しもあったと、そういうことのようです。でも、中途半端なオペラも滅多にみられるものではないから、私がその場にいたら使命感にかられ、これは見届けんければならぬ、最後まで観て帰ったと思う。つまり、オペラという非日常の空間で、さらに非日常が起こったわけだから。非日常の非日常、メタ空間である。
形あるものは壊れる。私もかつてホールで働いていた時にせりが焔を上げて壊れた、という、いや、私自身はその焔を目にしていませんが、モーターが火を噴いた、と舞台の方から聞いて、心拍数があがったものだ。
上演中でなくてよかったし、きちんと止まったのもラッキー。人生は何が起こるか判らない毎日が出たところ勝負です。エレベーターが速やかに修復されることを願います。
ちなみにこの上演では韓国出身のテノール、ソクジュン・ベクが「誰も寝てはならぬ」でアンコール!!(もう一回歌うこと)をやったということで、実はものすごいことがさらっと書いてないかい?この曲でのアンコールはこの数十年間でパヴァロッティ、フローレス、ハビエル・カマレナの3人しか許されなかったというのですから。
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