フランスとベルギーのオペラハウスがタッグを組んで環境負荷の低減に挑んだコレクティフ17h25とは

オペラには舞台装置があって、時としてめっちゃゴージャスで、時に簡素だけどめちゃくちゃ作り込まれていて、なんにせよお金がかかるものであります。このご時世、しかしそんなことばっかりも言ってられない。節約は大切です。お金も、おして環境にも優しいものが求められるご時世であります。そこでだ!オペラハウスが共同して、同じセットを使うなら、お金もセーブできれば、環境にもやさしい。二酸化炭素排出量も減るよね、ということを考えたのがフランスとベルギーのオペラハウス4館と音楽祭1ヶ。パリ国立オペラ、リヨン国立オペラ、エクス=アン=プロヴァンス音楽祭、シャトレ座、ブリュッセル王立モネ劇場。

コレクティフ17h25と名付けられたこの共同プロジェクトは2022年に始動し、ワークショップ、そして実践へと進み、具体的には、再使用可能な舞台素材、セットの軽量化、資材のリサイクルや再利用などを通じ、製作、運搬、そして廃棄に伴う環境負荷を減らすことに成功したという。

とはいえ各劇場ともに個性はほしいと思っているでしょうから全くおなじものを使うというわけではなくて、没個性はいやだよね。私の理解が間違っていなければこれはプレハブ式の一戸建てのように、標準化されたユニットみたいなのがあって、それをベースにオリジナルななにかを作っていくっていう感じ?通常のオペラ公演が注文建築のようにフルオーダーメイドなところ、このプロジェクトはなんというのでしょう、カスタムオーダー型という感じでしょうか。

フルオーダーみたいに自由になんでも選べるわけではないが、簡易的なオーダーが出来て、個性も出せる。みたいな製作側はこれにより時間もお金も資材も節約できるじゃん!頼む方も、ここはこれを、ここはあれを使って、とするだけでいいから、楽じゃん!

ふむ、しかしそうなるとみためなんかいっしょでやっぱ個性が出せないんじゃん?という懸念も出てきますし、そもそもが各劇場の空間のサイズや実際に使えるもの使えないものなんかの違いもありますから、そう簡単にできるのか?

いや、だからこそコレクティフ17h:5のようなワークショップが必要で、すりあわせ、現実に落とし込んでいく、という作業が求められたということでしょう。その成果やいかに。昨日パリのバスティーユでその報告会があったようなので(しかも9時30分から4時まで!)、そのうち報告書なんかがネットに公表されるかもしれない。読んでみたいものだと思います。

ちなみに17h25という名称、意味がありそうに見えて、最初の会合が開かれた時間、という全然無意味な(おもしろがってつけられた)名前なので要注意。つまり、真面目な取り組みにも、遊び心は必須!!難しい顔すんなって!バンバン!(同僚の肩を叩くのも昨今ははばかられる時代でしょうか?!)

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