音楽家一家というのはどれだけ世界中におられるのでしょうか。音楽を生業とするファミリーたち。クラシック音楽に絞ると、どれぐらいのお名前がヒットするのか、って思った事はありませんか。
でも意外といないというか、DNAは強いとは思いますものの、なかなか強烈な才能というのは遺伝しづらいのではないか。あるいは遺伝だけでなくその他さまざまな理由も複雑に絡まっているのかもしれませんけれど。
作曲家でみるとやはりバッハがまずは思い浮かびますか?バッハのファミリーツリーは興味深いですよね。知らない名前もドバドバドバとあるので。バッハ・アルヒーフから拝借いたしました小さくてすいませんですがこれです↓

あとは、モーツァルトもそうだと言えましょうか?そこまででもないでしょうか?パパゴン、それから息子ゴンも音楽家であった。あとはシュトラウス一家ですか?
では演奏家ではどうだろうか。20世紀以降で絞ると、誰がヒットしますかね。クライバー親子がその最高峰に位置するのだろうか。ザンデルリンク家とか。しかしヤルヴィ家がこんなにいっぱい音楽家で溢れているとは思わなかったです。いや、そう気がつくチャンスはいままでになんどもあったのだろうと思うのですが、気がついていなかった。こうして、お亡くなりになって気がつくへっぽこぶりだからです。
ザ・ストラド誌にpart of the extensive Järvi musical dynastyという表現がされていて、音楽一族、あるいは音楽の名門一家、由緒ある家系である、ということが示されています。祖国エストニアのみならず英国でもよく知られていた一家であったということです。
今週18日にお亡くなりになったテート・ヤルヴィさんはかつてエストニア国立交響楽団の首席チェロ奏者、そのあとフィンランドのラハティ交響楽団でも活躍。室内楽も活発にやり、ラハティ音楽院で教えた。妻はピアニスト、5人の子どもがいて、5人とも音楽家。ネーメ・ヤルヴィは伯父、パーヴォ、クリスチャン、そしてマーリカ・ヤルヴィとはいとこ。なお自分のお父様も指揮者。
めちゃめちゃ音楽一家ですね・・・。
こういう音楽家に囲まれた人生というのもまた面白そうだなと思うのですが、しかしきれい事だけでは済まないのであろうな、うむ、とも、大人な私はそのようにひとりごちながら、コーヒーを淹れて飲むのであった。うむ、うむ。首の痛みは、もう大丈夫かな?
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