2023年– date –
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グラミー賞をユースオーケストラが受賞
CDとかレコーディングとかへの関心が急速に薄まる中(自分だけ?)、グラミー賞ってどれだけの意味を持つものだろうか。一度立ち止まって考えてみたい、とかなんとか思うのですけれど。 ポートレート、スナップ写真、名跡に訪れた思い出の写真、記念メダル... -
人はやって来て去って行く
名物というか、あそこには必ずあの人がいるっていうの、ありますよね。いつも変わらぬ姿を見ること、別に仲良くなって会話をするわけでもないけれど、そこにいつものあの人がいるというだけで何となくちょっとした安心感というか、どこかほっとする、みた... -
史上最高の寄付
驚くなかれ、2200万ドル(28.9億円ぐらい)もの大金を、昨日ヒューストン・グランド・オペラは受け取ったのだ。 ヒューストン・・・え、ますか。・・・聞こえますか。あなたがたは今、巨額のお金を手にしたのです。おお!!トム少佐からの通信だ!!ありが... -
一晩だけテノールにもなったソプラノ歌手の話
ウィーンのフォルクスオーパーにおいて、今週水曜日のオッフェンバック《地獄のオルフェ》で主役のオルフェ(テノール)とヴェニュス(ソプラノ)という2つの役を一人のソプラノが歌いました。 はっ? そう、その反応が絶対的に正しい。はっ?なに寝ぼけた... -
ニューヨーク・フィルのコンサートはロビーで誰でも無料で聴ける
新しいことはいいことだ。 持続可能性とか言われるご時世なので、あまりこのように申し上げるのはよくない、あるいは罪悪感も少し感じるのですけれども、やっぱりおニュー(古い)っていうのはいいですよね。新しい匂いっていうんですか、そういうのもあり... -
オーケストラの中で聴くという体験を、アムステルダムで
いろいろやったらいいと思うんですよね。こういうことをやろうとするとすぐに「つまんない」とか「誰が来る」「買いたいと思わない」とかそういう反応で否定してかかる上司、いるんじゃない? そんな上司、つまみ出しちまえ!! ・・・とはなかなか行かな... -
【訃報】ガブリエル・タッキーノ、エフゲニー・モギレフスキー
二人の著名ピアニストの死を知りました。一人は、プーランクに直接指導を受けたフランスのピアニスト、ガブリエル・タッキーノ、88歳。そしてもう一人が、1964年のエリザベート国際コンクール優勝者だったエフゲニー・モギレフスキー、77歳。お二人ともぞ... -
ドヴォルザークの一時間のピアノの秘曲
いやー、本当に自分の知っていることっていうのは少ない、と思いますよね。 ドヴォルザークの壮年期にこんな巨大なピアノ作品集があったなんて知らなかったなあ。1時間近くかかる、13曲からなる「Poetical Tone Pictures op. 85」。詩のような、音で描いた... -
2023年のナンバーワン・コンサートが決定
待て待て、まだ1月やぞ、と思われるかもしれませんけれど、今年、世界各地で行われるクラシック音楽のコンサート、そのナンバーワンがもう決まったようなもんだと思うんですよね。名前もワンだし。どうしても絶対的1番はいやだっていうなら、ベスト3ぐらい... -
ミュンヘン・フィルの次期首席指揮者、ラハフ・シャニに
号外号外、ゴーガイ!! ロシアの戦争にともなってゲルギエフはミュンヘン・フィルの首席指揮者の職を追われることとなり、ミュンヘンのポストは誰が継ぐのか?ということが密やかな、あるいはおおっぴらな話題になっていました。 ゲルギエフの退任劇があ... -
フィラデルフィア管弦楽団はリサイタルをもっと開催する
昨日のミネソタの話題はちょっと明るい話でしたけれど、 https://officeyamane.net/minnesota-shrinks-the-loss/ ヤニク・ネゼ=セガン率いるフィラデルフィア管弦楽団の場合はもう少しチャレンジ精神が必要かも知れない。昨年は64パーセントの収容率だっ... -
ミネソタ管弦楽団の損失は10分の1に大幅縮小
アメリカのミネソタ管弦楽団の2022年の収支が公表されて、2021年よりも大幅に改善されたという話。その大きな理由は、観客が戻ってきたから。 https://www.twincities.com/2023/01/25/minnesota-orchestra-announces-fy-2022-results/ 明るい話は大好きで...