10月から弊社(というか私)、いろいろ滞っていておせおせで、なかなかてんやわんやであれでしたが、昨夜という夜は無事に滞りなくスムースに公演を終えられました。これはすべて皆様の支えがあってのことでした。ありがとうございました本当に。ご来場頂いたお客様に、そして今回お助けてくださった全ての皆様に感謝しております。ただただ、嬉しいです。皆様の笑顔、それが私の生きるエネルギーです。
終演後、特に後半のリヒャルト・シュトラウスがよかったというお褒めの言葉を多数頂戴いたしました。「歴代のウィーン・フィルのコンサートマスターの誰よりもうまいと思う」という激賞のお言葉もいただけたのは嬉しかったです。そして「まるでシュトラウスのオペラが目の前で演奏されているかのようだった」というお言葉も多数頂戴しました。これはかなりの褒め言葉だと思うのです。ウィーン国立歌劇場で日々、リヒャルト・シュトラウスを含むオペラを演奏しまくって、いわば身体にしみこんでいるからこそ出来る演奏だということですし、オペラのスペシャリストである、という聴衆の期待に十分に応えることができたのだ、とも言えます。
またプログラム全体に関して「まるでトリプル・ビルのバレエを見ているかのようだった。これはキリアンか、ノイマイヤーか、ベジャールかと思いながら聴いていました」という、これまた歌劇場のオーケストラ奏者にとって光栄この上ないお言葉をいただいたのにはなるほど!そういう視点もあったか!と痛く感動いたしました。いろいろな視点で、それぞれの楽しみ方をしていただけたんだなと、今日はこのコンサートができて本当によかった、と思いました。
秋のオーケストラ来日ラッシュ、大激戦のさなかでひたすら心配だった券売も、最終的にはおーまあまあいけてるやん、というところまで行き、安堵の胸をなで下ろしたのでありました。終演後のお打ち上げについても大いに盛り上がり、ドッカーンドッカーンと。やや過ぎて心なしかサーケが残っているようだということだけは内緒にしておいてほしい。
というわけで今日は武蔵野公演です。今日の評判を聞いた人がまた集まってきて・・・って残念、今日はガチガチの完売で、座席は一席もないんですよ。当日券の発売もありません。これが逆だったらよかったのにな!と思うのは興行する側の思いあるあるなんですが、こればっかしはどうにもしょうがない。
今夜の武蔵野公演のチケットをお持ちの皆様、どうぞご期待ください。あと、来年はリサイタルツアーをしますので、東京じゃないねんこちとら、な皆様方もどうぞお楽しみに。
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