テアトロ・コロンは20日の上演を中止

© Andrzej Otrębski (CC BY-SA 4.0)

ばっちりニワカな私とその家族です。アルゼンチン対フランスはすごかったですね!!(途中で睡魔に負けたので2対0しか知らなかった人)

それにしてもニュース映像で見るアルゼンチンでの大興奮振りはすごくて、いやー、道が人で埋まっている。渋谷とかとは比べものにならないレベルだと思っていましたところ、アルゼンチンは20日(いままさにアルゼンチンは今日この瞬間)は祝日になったということで、また驚く。いやーさすがに違う、こうやって全土でお祝いをする雰囲気があるのだ、サッカー熱の凄さが感じられて、サッカー愛が感じられて、あたたかな気持ちになったものだよ(詠嘆)。

日本でも同様のケースがあったら、例えばワールドカップで優勝しちゃったら、選手を迎えるために祝日を急遽作るだろうか。多分ないですよね。難しいですよね。大歓迎される一方で猛烈な反対も沸き起こって、内閣の支持率は低下、十分な説明がなされていない、だとか、指摘にはあたらないとかなんとかかんとか、様々な言説が飛び交い大混乱に陥ることは必至だ(ていうかいままさにアルゼンチンがその大混乱の真っ最中でしょうけれど)。それに、全世界的に大量に人々が熱狂するようなスポーツとかイベントとかって、サッカー以外に何かありますかね。たぶんサッカー以外にないですよね。

いやー、すごい。アルゼンチンおめでとうございます本当に。

で、ブエノスアイレスと言えば、テアトロ・コロン。エーリヒ・クライバーが、トスカニーニが、リヒャルト・シュトラウスが、ヘルベルト・フォン・カラヤンが指揮した名門中の名門。南米のオペラハウスと言えばまずここ。

このテアトロ・コロンも黙ってはいなかった。20日の祝日にあわせて、劇場をお休みにしてしまったのだ!チケットセンターも、ガイドツアーもお休み。予定されていた《くるみ割り人形》と《ジャンニ・スキッキ》の上演も中止にしました。みんなでサッカーの優勝を祝おうぜ!

いやー、オペラハウスも休みにしてしまうとか、本当にすごい。こうやって人々が熱狂できるというのはとてつもないことだ(もちろんサッカーに興味の無い人もいて、そういう方々にとっては不満でしょう。以下お知らせにあるコメント欄も参照)。

クラシック音楽にもこれぐらいの熱狂が、100分の1でもいいから欲しい。いや、1000分の1でもいいから。ニワカ大歓迎の雰囲気をバシバシ出して、ガンガン若者を呼び込んでいきたいと思う今日この頃(毎日そう思っています)。

ひゃっはー!!

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