全然知らなかったんですが、スタインウェイはいま、世界のコンサートホールシリーズというので限定モデルを作っているようですね。これは各地の名ホールにあわせたというか、名ホールのデザインと連動したデザインを持つピアノということで、たとえば上のお写真を見ていただければお分かり頂けると思うのですが、うむ、お上品だね。
例えば今回、といっても先月の話なんですが、5月22日にベルトラン・シャマユとともに発表されたフィルハーモニー・ド・パリモデルの場合、譜面台が例の(例のと言いつつ私は行ったことがないのですけれど)、ギンギンギラギラの外観を模しているということがすぐにわかる。また銀の鳥のモザイク模様などもあって、インスピレーションをかきたて、購買意欲も沸いてくるというものだ。フィルハーモニー・ド・パリをデザインしたのはジャン・ヌーヴェル。もちろんご本人からも許諾を得て作られているのでしょう。
わざわざフィルハーモニーを借りて行われた発表会には300人を越す人々が集まったのだとあります。発表の模様の動画はここにあります。3分ぐらいの長さ。
これがこのシリーズ第五弾なんだそうです。これまでのところハンブルクのエルプフィル、ロンドンのロイヤルアルバートホール、ドバイオペラ、そしてホールではなくオーケストラのためのモデル、上海交響楽団。ということで、それぞれ見てみたけど、なかなか。なるほど。
いやむしろこういうのはどうだろう。このシリーズのピアノを全種類コンプリートする、そうすると、今日はドイツ、今日は中国と、気分によって弾き分けられる!お金がちょっと足りなくなってきた?では全種類を一気に売却しよう、ものすごい値段で売れる!かもしれないし、そうでもないかもしれない。自己責任でお願いしたい。
日本の名コンサートホールもいつか登場すると嬉しいですね。どのホールがベストだろうか。特徴的でおもしろい外観を持つホールはどこでしょう。ウォルト・ディズニー・コンサートホールのようにぶっ飛んだ見た目のところってないですね。ちょっとおとなしいが、東京文化会館とかですかね。あるいは群馬音楽センターとか。
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