ウィーン放送響とBBCシンガーズ、ともにこの数週間ずっと解散の危機で関係者の胃はキリキリと痛んでいたのに違いないのです詳細は以下とか私の書いたブログもお読み頂けますと幸いです。読んで頂けたら嬉しくて涙が出ます。ワンワンワン(泣いた音)。オワンワーン、オワンワーン(これはカップラーメンの音)。
3月23日、ウィーン放送響の解散計画は「白紙に戻された」ということが政府によって発表された。解散の危機は回避。よかった。おめでとうおめでとう。
そもそもなんでオーケストラの解散の案が出たのかというと、3年間で3億ユーロ(訳422億円)の経費削減をしなければならない、という放送局側の理由によります。オーケストラを解散することで3000万ユーロ(約42億円)が浮く、ということで、オーケストラを切ったら10%が一気に浮くやん、っていうそういうところから来たようです。
https://www.br-klassik.de/aktuell/news-kritik/rettung-fuer-das-orf-rso-wien-fortbestand-100.html
首席指揮者のマリン・オルソップのコメント「今後同じような事態が起こらないよう、持続的な資金調達とオーケストラの保護の強化が意思決定者に求められる」。いやはやめちゃくちゃストレスだったと思いますね。
とりあえず安堵ということになりますけれど、3年合計3億ユーロのカットについてはそのままなのだとしたら、いろいろと放送局の内部で影響を受ける部分も出てくるはずで、ただ単にオーケストラが救われたバンザーイといって済ませるわけにもいかないのでしょう。オーケストラ側にも、経営意識の改善というか、収入を増やそうぜとか、そういうところも求められていくのでしょう。
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そしてBBCシンガーズの方も。イギリスの唯一のプロフェッショナルな室内合唱団ということで、こちらの解散計画にも大声が上げられまして、15万人を超す署名が集まり、解散は撤回というか「一時凍結」すなわち“サスペンド”という状態になりましたと。条件付きではありますけれど、これまた一息。
https://www.bbc.com/news/entertainment-arts-65063238
BBCの場合も2027年までに4億ポンド(640億円ぐらい)の経費削減を求められていて、なかなか放送局として厳しい状況であるということ。こちらも厳しい事には変わりがないですね。
BBCシンガーズの場合は、資金提供をするといういくつかの組織からアプローチもあったということで、それも嬉しい話ではないですか。その期待にますます応えて、解散を考えたお偉いさんたちがあらいと恥ずかしと思って頂けるようにますます気合いを入れないといけませんね。
つまりこういうことです。頑張れ崖っぷち産業のわれわれ!!
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