そして優勝者は・・・・

久しぶりに、およそ6年振りにコンクールがあったんですよ。武蔵野市国際オルガンコンクール。昨日ファイナルが行われて、結果が発表されましたね。若者たちが出せる力を出し切った、あるいは出し切れなかったシクシクかもしれませんが、それもまた人生。

いやしかしコンクールというものは、その若者の人生を左右するというか、間違いなく人生のハイライトの一つです。私自身、少ないですが自分が受けたコンクールの記憶というものもありますので、それがどれほどの準備と、どれほどの緊張を強いるものなのかを憶えています。

あの人はどうだったこうだったと、自分それぞれの論評を加えたり、お友達と話をしたりするというのは楽しいことでありますので、じゃんじゃんやっていただければ!と思いますが、若者たちの人生をかけた準備と本番についても温かい気持ちを持っていたい。外野はわーわー言ってもいいが、本人は人生かけてますから。

なんでそんな話してんのと思われますでしょうか。実はね、裏方として関わっておりました。事務局より委託を受けてお手伝いをしてきました。特に審査委員周りと出場者周りということで。このコンクールでは審査委員が審査をしていない休みの期間中に全国に出張ってリサイタルをする、なんということもしていますので、わりとトリッキー。その実務であったり、現場仕事を、こんなことしたな、あんなこともあったな、とコロナを挟んで6年振りの開催の裏方として、OBとして、懐かしく、とか言うとちょっと違うのかもしれませんけれど、思い出しつつ、あたふたしつつ過ごしました。

会場で、あれっ見た顔が、とか、やま・・・じさんでしたっけ、とか言っていただけまして、おー結構いい線を行っていただいている。覚えていただきありがとうございます。しかも客席は全日程完売。すごいことだ。お客様は確実に戻ってきているということを実感しました。

これからも我々は業界挙げて面白いコンテンツ作りをやっていかなあかんわけですが、旗を振っても何も起こらぬ、状況は抜け出しつつあるのかもしれません。こうしてお客様がドバーとおられるのを拝見しますと、やる気も出てこようというもの。

コンクールはファイナルというピークが終わったらそれでおしまいというものではなくて、今日も今朝から審査委員の方々のお見送りであったり、入賞者披露演奏会であったりという「宴の後」的なイベントがあります。不肖アルバイトの私めも、早起きをして今からせっせと出かけるわけです。今日の14時から開催される入賞者披露演奏会も完売してますけど、ストリーミングされるんでよかったら見てつかあさい

https://www.youtube.com/watch?v=wZgD7YNqy3M


さて、今後参加者15名がどのような人生を歩んでいくのか。何十億人もいるこの地上の人類のなかで、わずかな時間だけ交錯する/したと思うとすごく奇妙な感覚にとらわれますが、いい成績だったひともそうでなかった人も、今後の人生が幸せで、実り多いものであることを祈っております。

しかし他人の人生よりも自分の人生をなんとかせい、という指示が配偶者近辺から飛んできそうだ。

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