進めマチェイ君!日本デビューが果たされる。

どの段階をもって「日本デビューが果たされた」とするのかは議論があるだろうと思うんですよ。来日したときか、最初に人前に出たときか、最初のコンサートなのか、あるいはツアーが終わった時点なのか。いや、それぞれ自分にとって都合のいいように解釈すればいいんだと思います。難しいことは言わないからおっちゃん。なんでもええねん、みんなが楽しかったらそんでええねん。そういう問題か。そういう問題よ。

そういうわけで、昨日の午後、つつがなく日本デビュー公演がいわきアリオスにて実施され、つつがなく終了したのでした。私や、アリオスの学芸員足立さんがスクシェ、チュコフスキ。スクシェ、チュコフスキ。と連呼したから、きっといわきの方々はスクシェチュコフスキと流れるように言えるようになっておられるに違いありません(確信)。ありがとうございました。

オール・バッハ・プログラムは、楽譜は見ていたけれど、実は楽譜は不要だったんではないか、と思われる鮮やかさ。流れるように淀みなく、春の雪解け水のようにこんこんと、力強い部分はむしろごうごうと音楽が流れていったのでした。静まりかえっていた客席から盛んな拍手とブラボーの声が飛んだのもわかるというもの。

なんせお若いですから、若いな!と様々な意味で思います。押しても引いても崩れないジェンガのように安定していて、何かが起こったとしても動じない感じがすごくするよね。才能があるからこそ出来るわけだが、中年の人間はこう言いたい。若いっていいね!ほんとうだね!!

アンコールに演奏したのもバッハ。パルティータ第6番のクーラント。ほっといたらなんぼでも弾けるで、というような雰囲気もプンプンさせる感じ。ぶわーっと弾いているのに汗ひとつかいていない感じ。ほな次のアンコールいってみようか、28曲目、とかいう現象が起こっていたとしてもまるで不思議ではない。

これだよこれ。

若いっていいね(何度目)。

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さすがにいわきから大阪までの移動合計6時間は応えたか、新幹線の中で大口をあけて寝ている姿も見られたが、それもご愛敬というものであろう。どうかそっと寝かせてやってくだせえ。

本日はこれから大阪のいずみホールに出没し、4台目の楽器となりますアトリエ・フォン・ナーゲル(いずみホール所蔵)の練習をホールのご厚意によりさせていただくことになっています。明日夜のいずみホールでのコンサートで多くの皆様にご来場頂くことを楽しみにしています。大阪城公園駅で待ってる。

ほな今日もレッツ・ダンス!!(舞曲がメインなんでね)

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