昨日に続きダニエルネタです。ダニエルのインフレーションです。とはいえダニー・バレンボイムではなく、ダニエル・ハーディングです。同じく指揮者です。しかし今日のダニエルはエールフランスのパイロットだったりします。
どちらかというと根無し草的な、放浪生活的な活動をしているというような印象もありますけれど、マーラー室内管やスウェーデン放送響の音楽監督を長く務めているんですよ。
そんなダニエル・ハーディングが中国で音楽監督を務めることが決まったそうです。とはいってももう一週間前に発表された話だけれど。
中国にYMCG(ユース・ミュージック・カルチャー・ザ・グレーターベイエリア)っていう、国内のオーケストラやアンサンブルが集まって、よってたかって若者を育てるような合同プロジェクトがあって、今月からそこの音楽監督をやる、と。
具体的には香港フィル、深圳響、マカオ響、広州響、上海Qなど中国を代表する主要団体が中央音楽学院、上海音楽学院、星海音楽学院、武漢音楽学院、四川音楽学院、マカオユースオーケストラ、広州ユース響などの学生たちを教えたりコンサートを開催したりする。
これまで2017年からヨーヨー・マがその初代音楽監督のポジションを務めていたということなので、それだけでも大がかりなプロジェクトであることが判る。また中国の指揮界を代表する大物、ロン・ユーも設立当初から関わっていて、この2名の名前をみただけで、ああこれはいわゆる王道、本流を行くでっかいプロジェクトなんだろうな、と言うことがわかる。
若者たちを育てるということはとても重要で、若い血がどんどんと入って行くのはとても素晴らしいことだ。「グレーター・ベイエリアからアジア地域へと拡大を続け、若い音楽家に焦点を当てた最高の国際音楽イベントとしての評価を確立する」ことを目標にしている。中国強い。
日本もがんばらなあきませんよ。
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