ヴァイオリンをタイムカプセルとして使う

画像はイメージです

クラシック音楽の楽器のうち長持ちするものはなんでしょう。ピアノもわりと長持ちしますが、ヴァイオリンはもう少し長く生き延びる楽器ですね。たとえばアンドレア・アマティの楽器とか1500年代半ばものが残っていたりしますね。

それがつまり何を意味するかというと、タイムカプセル的な使用法もあるということですね。タイムカプセル、わくわくしますね。前に相模湖に行ったときにも湖畔にタイムカプセルここに埋めたでみたいなことが書かれていて、後で見たらさぞわくわくするやろ、と思いました。でも、子供のものとか、どんどん捨てないと溜まって言っちゃって収集がつかなくなっちゃうというのもまた事実なのだ。

このたびスコットランドのエジンバラで見つかったヴァイオリンには、楽器の内側に鉛筆で書き込みがしてあったというのです。1916年製のヴァイオリンで、制作者の William Sommervilleという人がいやー、ほんま大変やわ、みたいな事を手書きで書いていたのがわかったとのことで、それが今まで知られずにひっそりとヴァイオリンの内側に眠っていたのかとおもうととても面白い。1916年といえば106年前。ずばり第一次世界大戦中ということで、その時代の雰囲気を反映しているのだろうか、というようなことが想像されているそうです。

あと、このヴァイオリンはちょっと変わった形をしているらしく、その形の由来についても書かれていると。

そしてその手書きの文字はとても判読がしづらく、発見したヴァイオリンショップの親に見せたところ「これは古き良きスコットランドの手書き文字だ」と言われたとのことで、100年前とかそれぐらいでもスコットランドの文字は読みづらいのか!なんでも鑑定団に出てくる文字が読みづらいのはわかるとしても(わかるのか)、とか思いますね。いや、そもそもスコットランドの英語はそもそもちっとも聞き取れないっす。

もしくは「なんかキモい」っていう反応もあるかもしれませんが、でも、単に記号としてのヴァイオリン以上の意味を帯びますので、こうして話題にもなるというもの。まあ皆がまねし始めると面白くなくなるたぐいのもので、こうやっていきなりぽっと出てくるから面白いなと思えるものなんですけどね。アントニオとかバルトロメオ・ジュゼッペ・アントーニオの直筆メッセージとかだったらこれ、価値爆上げになるんですがね(誰やねん)。

気になる文字は全部ではなく一部ですが、以下ページに実物写真が載っているのでぜひみてきて。

https://www.edinburghlive.co.uk/news/edinburgh-news/edinburgh-violin-shop-finds-100-25466020

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