グラミー賞のノミネートが発表されています。受賞式は来年2月1日日曜日、ロサンゼルスにて。
様々なジャンルの賞があって、クラシックにも賞があります。作成にかかわった方の熱量とかそういうのに思いを馳せつつ、ぜひ皆様にとってよい結果となるとよいのだが、とも思いつつ、どうしても野次馬根性的な感覚で眺めている自分がいると言わざるをえません。
当事者意識を持つというのは、本当に簡単ではないことですね。本人にしかわからぬ苦しみ、喜び、それらに思いを馳せる、少しだけでも。そういうことの積み重ねが世の中を良くしていくのではないでしょうか。世の中を、良くしていこうぜ!!!!!右手にはアルフォート、左手にルマンドを持って歩けば、きっと世の中は良くなる。良くなる良くなる、良くなる堂(※)と信じて生きていこうではないか。
注:20年以上昔、仙川商店街で流れていたコマーシャル放送です。
第68回グラミー賞のクラシック部門のノミネートリストを眺めていると、オーケストラ賞はネルソンス、ドゥダメル、ネゼ=セガン、サロネンなどの名前が並んでいて、うむ、実にアメリカの音楽シーン的に王道な感じがするのですけれど、オペラ賞を見ると、いわゆる初演作品に限定されていて、なるほど、知らない名前が並んでいる。また合唱賞、室内楽賞、器楽ソロ賞も、私が不勉強なため、ヨーヨー・マ、ユジャ・ワンの名前ぐらいしか知らず、まさに聞いた事のない名前がずらっと並んでいて、これは勉強のしがいがあるな!と心を奮い立たせているのでした。
新しいレコーディングにどれだけの価値があるのだろうか、ということはもう長く考え込んでいるとことではありますけれど、こうして目にする機会があり、なるほど!これは調べんければ!と思っているおっさんが一人ここにいる、というだけでも意味のあることなのかもしれませんね。
ビジネスとアート、そのバランスを持つことは難しいし、大切なことですね。


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