これはすごい。
Be Philと名付けられるアマチュア・オーケストラが結成され、一夜限りのお祭りだ。キリル・ペトレンコの指揮であなたもサントリーホールで演奏出来る!!なにっ!!
Be というのはベルリンのBeでもあり、いわゆるBe動詞のBeでもありましょう。うまく日本語にするのは難しいですが、「そうなる」「行く」とかそういう感じっていうのでしょうか、未来への期待感というか、そういう意味合いを持つものだと思います。意訳するなら「ワクワクしようぜ」っていう感じになるんだと思いますよ。そっか、じゃあワクオケだね。ワセオケと似てるから要注意な(間違えるやつはいない)。
ベルリン・フィルのウェブサイトによればすでに募集は昨日から始まっている!以下を読めば大体は判る。
Make music with the Berliner Philharmoniker in Japan! – Berliner Philharmoniker
https://www.berliner-philharmoniker.de/en/education/on-the-road/bephil-orchestra/
募集要項全文はここにあるので参加したい人はしっかり読んでほしい。平易な英語で書いてあるから大丈夫(リハーサルも英語だろうから「英語ダメやねん」っていう人も頑張って辞書片手に読んで。やる気されあれば君にだって英語は出来る!)。
ちょっとだけ詳細をまとめておくとこんなかんじ。
●本番で演奏するのはプロコフィエフ《ロミオとジュリエット》からの抜粋、およびブラームスのヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲(ソリストはベルリン・フィルのコンサートマスター樫本大進および第一首席チェリストのルートヴィヒ・クヴァント)。ラフマニノフの曲も演奏されるとあるけどBe Philが演奏するのかは不明。
●本番は11月26日(日)の夜、サントリーホール
●リハーサルは11月22日(水)の朝10時スタート、25日まで多分まいにち。
●指揮はペトレンコおよびラファエル・ヘーガー(ベルリン・フィル打楽器奏者)
●募集締切は8月16日(水)のベルリン時刻午後1時、日本時間は午後8時。
●応募はオンラインで行う。APPLY NOWのボタンから。
●応募できるのは18歳以上で日本在住のアマチュアのみ(国籍についての記載はなし)。アマチュアというのはコンサート出演を職業にしていない人なら誰でも該当するが、音楽を専門に学んだ音楽教師や音楽専攻の学生はだめとあり。(※当初音楽教師OKと私[=山根]は書いていましたが誤りでした。お詫びして訂正いたします)
●1年以内に録画した6分以内の、自身が演奏する無編集のクラシック音楽の演奏動画を送る(6分以内なら楽曲の一部でも可、ピアノありでもなしでもOK、室内楽でもいい)。
●審査はベルリン・フィルのメンバー(名前は出てないが複数)が行う。
●審査費、参加費は無料。旅費や宿泊費は自腹で。また出演料も支払われない。
●審査結果の発表は9月半ば以降を予定。
さあさあ、集った集った!こんな機会はおそらく一生に一回とかそれぐらいしかないんじゃないですかね。めちゃくちゃおもろいやんけ。ペトレンコの指揮で演奏出来る、あるいはベルリン・フィルのメンバーとも交流できる。音楽愛好家にとって無上の体験がここに!!
そして、あっ!!11月22日(水)って、その日の夜にはウィーン・フィルの新コンサートマスターとして来日する25歳のヴァイオリニスト、ヤメン・サーディがヴァイオリン・リサイタルを東京の浜離宮朝日ホールでやっているじゃないか!午前中このオーケストラの練習に参加して、夜にはこのリサイタルに来ることも出来るじゃないか!(宣伝です)
●11月22日(水)19:00開演、浜離宮朝日ホール(大江戸線「築地市場駅」すぐ)
ヤメン・サーディ ヴァイオリン・リサイタル 詳細とチケット予約は:
https://officeyamane.net/concerts/2023-nov-22-yamen-saadi-recital-tokyo/
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