日本でも男性が産休や育休をとることが可能になっている時代です。私も財団に勤務していたとき、育休が権利としてあるということを知って、休もうかな、と一瞬考えたこともあったのですが、実行に移せなかった昭和人間です。
だが若い人はガンガン休んでほしい。赤ちゃんとの時間は一瞬で、ああもうこんなに大きく、と嬉しくなるやら寂しくなるやら。休んでええんか。ええんやで。
女性指揮者がかつてなく活躍するようになり、産休や育休をとることもあるあるになってきています。その人の音楽が聴きたくてチケットを買っていた人にとってはがっかりかもしれないが、思いもよらなかった指揮者やソリストに変更になることで、新しい出会いがあるかもしれない、そういう風に前向きにとらえたい。産休や育休は一瞬だから(文字通り一瞬で終わっちゃうよね)、またすぐこんど聴けるんだぜ。
のびのびと産休育休をとってもらって、またフレッシュな気持ちで、新しいフェーズに突入してより素晴らしい演奏を聴かせてほしい。プロとしてあるまじき、とか言っちゃダメですよ。プロだって人間なんだから。
そしていよいよ、男性音楽家も産休&育休を取る時代に突入であります。
ラハフ・シャニの決断はめっちゃ評価したい。産休と育休、いつまでとるんかわかりませんが、とりあえず4月の頭に子どもが生まれるみたいで、今月なかばからしばし休む、ということだそうです。ロッテルダム・フィルのサイトに出ているよ。
言い出しにくかったかもしれないが、決断して口にしたシャニに万歳!それからいーよーおっけー、と言ったロッテルダム・フィルに万歳!!!日本の音楽界でもこういう風潮が形成されていくといいね。
日本での場合、たとえば遠く欧米からわざわざ来て貰ってのツアーなのに産休で、、、となると、いわゆるチケット購入者の期待値っていうのは、お値段も含めてホームゲームとは違うので、全く同じように考えることは難しいかもしれないけれど、しかし人の幸せは祝いたいし、祝うべきだし、呪いの言葉を投げつけても得るものは無いもないと思うんですよ。アーティストだって人間ですから。
親になる全ての人に、ベビーとの出会いを全力で愉しんでほしい!!
ビバ!!
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