パガニーニのヴァイオリンが非破壊検査

非破壊検査って何なの。

壊さずに検査すること。非破壊検査ってどうやるの。X線を照射するとかそういうの。ふだんんはパガニーニの故郷、イタリアのジェノヴァに安置されているパガニーニのヴァイオリン、「イル・カノーネ」(大砲、の意味)のニックネームでも知られている大変有名な1743年製のヴァイオリン、グァルネリさんが作ったんですけど、そのヴァイオリンの検査をやろうぜ!ということで、まずは金槌でヴァイオリンをぶったたきます。うそです。

ぶっ壊さずに調べようということでフランスのグルノーブルというところにある「欧州放射光施設」(ESRF)なる場所に楽器を持ち込み、X線でなんとミクロン(1ミリの1000分の1)単位まで測って、スキャンするという試みがなされたようであります。

この施設では2020年8月以降、よくわからないけどなんだかすんげえ技術を用いて、以前よりも100倍は優れた検査?ができるようになっていると。完全な3D、超精密なスキャン。完全なマッピング。文化的に重要な古い楽器の保存についての新たな可能性を切り開く!!新技術が炸裂だ!おお!!

この凄まじい新技術を使えば、楽器を確実に保存?することができる。音の秘密がわかる。だが果たしてそうなのか。表面は完璧にスキャンされたとしても、裏側ってスキャンできるんだろうか。厚みとか、中がどうなっているかとかもわかるんですか。・・・・・・ま、いっか。もし何かが判ればそれはそれで喜ばしいことだし、わからなかったということならそれはそれでまたミステリーが継続するわけだからそれもまた興味深いって言うか、やっぱりわからないんだ(ワクワク)ということになろう。いずれの結果にせよ、みんな汗をかいて、笑顔で。興奮して。

なお分析には数ヶ月を要するとのこと。その上でなんらかの欠陥がみつかった場合はどうするか。細心の注意を払って修復を試みるか、まったく行わない、ということだそうです。そうね、へたにいじくってマンガみたいになっちゃった宗教画の例もありますもんね(あれはあれでかわいい)。

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