2022年11月– date –
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ミヒャエル・ヘフリガー、ルツェルン音楽祭の監督を辞任
ヘフリガーというと、長年のクラシック音楽ファンの方々にしますと偉大なテノーる歌手ということになりますが、そのヘフリガーはエルンスト・ヘフリガーと言いまして、若干違う。 だが、しかし、もしかして親戚だったり・・・?と思ったあなたは正しい。ミ... -
ウクライナのホロヴィッツ・コンクールがスイスに避難
ホロヴィッツ・コンクールというピアノの国際コンクールがあります。ウクライナやホロヴィッツに関する我々の解像度が上がっている現在、ホロヴィッツがウクライナ人であること、キーウに生まれたことは周知の事実とまでは行かぬまでも、わりとひろく定着... -
一つのオーケストラに在籍した最長記録がギネスに認定される
ほのぼのしたニュースは大好物です。 コロナだ、サッカーだと殺伐としたニュースも続いていますが(負けてめっちゃ落胆した組)、たまにはほのぼのした話もいいよね。っていうかずっとほのぼのでもいいんですけど、ほのぼのが続いたら続いたで、また「退屈... -
ナポリのサンカルロ劇場が「ドン・カルロ」の初日を中止
昨日の環境活動家の話がありましたけれど、彼らの危惧が的中しているというか、環境の変化に伴ってオペラの上演が中止になったというニュース。 https://operawire.com/teatro-san-carlo-cancels-opening-night-of-don-carlo-in-solidarity-with-ischia-tr... -
ハンブルクのエルプフィルにも環境活動家が現れる
ハンブルクのエルプフィルハーモニーという建物自体が、贅沢品と言えば贅沢品です。総工費7億8900万ユーロ(本日のレートで1140億円ぐらい)という、とてつもない金額がかかっているのです。そもそもはその10分の1の予算で建てられることが計画されていた... -
ベルリン・フィルのジルベスターコンサートは映画館で
はい、どーもー、毎年恒例の事を言いますが、それにしてももう今年が40日を切ったということには衝撃を受けざるを得ない、ついさっき始まったような気がするのですけれど。 はいっはいっ!いつもそうなんですよ。月日が流れるのは早い。あまりにも早い。始... -
ニューヨーク・フィルの女性団員が男性団員の数を上回る
ニューヨーク・フィルの歴史はたいへん長くて1842年の設立。今年はちょうど180年にあたるわけです。なおウィーン・フィルも同い年の1842年設立です。ちなみにこの年はアヘン戦争が終わった年でありまして、日本では天保の改革の真っ最中であった。そう、「... -
ヘンデルが1723年から亡くなるまで36年間住んだロンドンの住居が完全公開へ
ロンドンに行く理由がまた一つ増えました。 「ロンドン、行ったことがない」と言うと、いろいろな人からまじですか!という反応が返ってくるのですが、はい、行ったことがありません。ユーロスターで数時間のところ(ブリュッセル)に住んでいたにも関わら... -
ロード・オブ・ザ・リングで使われた楽器がオークションへ
ハルダンゲルフィドルという楽器はいわゆる民族楽器に属するもので、ノルウェーの楽器です。ヴァイオリンそっくりですけど、若干違う。響きも違うということで、ヴァイオリンにはない不思議な響きを作り出すことが出来る、ということでかどうかはわかりま... -
ブロムシュテット翁、新しい交響曲を演奏する
老いてなおますます盛ん、という言葉がありますけれども、95歳が、新しい交響曲を学ぼうとか思いますでしょうか。自分史上初のコンサート、95歳のデビュー。遅れてやってきたチャンス。「ヘルベルト・ブロムシュテット95歳、人生で初めてベルワルドの2番を... -
イングリッシュ・ナショナル・オペラはどこへ行く
イングリッシュ・ナショナル・オペラの助成金カット問題はまだまだ続く。マンチェスターに移転することを認めなければ助成金はゼロ、移転を認めても半減以下、というなかなかにワイルドな決定がアーツ・カウンシルによって一方的に決められてしまった案件... -
ロンドンの著名なヴァイオリンコレクターの楽器70挺がオークションへ
今年2月に95歳でお亡くなりになったヴァイオリンのコレクター、ノーマン・ローゼンバーグさんという方の70もの楽器が来年オークションにかけられるそうです。そこにはストラドも含まれているし、グァルネリやアマティもあるということだそうで、なかなか凄...