小学生から18才以下のお子さまを、無料で招待しています。一緒にご入場される保護者の方は半額でご入場いただけます!!週末の午後に、ヴァイオリンを楽しもう!
●6月29日(土)15:00 ヤメン・サーディ ヴァイオリン・リサイタル
東広島芸術文化ホールくらら 大ホール
なぜそんなことが?文化庁の《子供文化芸術活動支援事業》という助成を受けているからなのです。18才以下であるということが証明できれば、日本全国どこにお住まいの方でも、無料でご入場頂けます!
ほーん。で、ヤメン・サーディって誰なの、という方のためにご説明しますね。イスラエル生まれのアラブ人。11才からバレンボイムが率いるイスラエルとアラブの若者たちがともに集う平和のオーケストラ、ウェスト=イースタン・ディヴァン管弦楽団のメンバーとして演奏し、17才でコンサートマスターになった。
そしておととし10月、25才にして世界最高の歌劇場、ウィーン国立歌劇場管弦楽団のコンサートマスターのオーディションに合格。今年2月に投票があって、無事に「お試し」期間を正式に終えた。これが何を意味するかというと、このあとベルリン・フィルとならび世界最高のオーケストラと言われるウィーン・フィルのコンサートマスターへの道が開けている、というとんでもない将来を見据えている人物なのです。
本当か。疑心暗鬼なあなたはウィーン・フィルのサイトを見てきてほしい。きちんとコンサートマスターのところに名前が載っているから。つまり、世界の音楽界を担う存在であり、楽器を学ぶ全ての若者たちにとっての希望の星であり、目標である。そういう存在であるからには、若い人たちに押しかけていただいて、励みを得て帰宅してほしい!!キラキラとかがやく目をしながら!!
クラシックって難しいのでは。大丈夫です。クライスラーというウィーンの大ヴァイオリニスト・作曲家が書いた、聞きやすく楽しい小品もたくさん演奏します!例えばこういうのだよ!
愛の喜び:
しかも、ヤメン・サーディが演奏するストラディバリウス(家が何軒も建つような超高級楽器だよ。ヴァイオリンなのに何億円もするよ)は、むかしそのクライスラーが弾いていた楽器なんだよ。本人が書いてくれたとても興味深いストーリーがあるので、下に紹介しますね。
ストラディバリウス、エクス・クライスラーについて
偉大なるストラディバリによって1734年に製作されたエクス・クライスラー/エクス・ロード・ハックニーは現存するもっとも美しいヴァイオリンの一つでしょう。作られた当時のニスがまだたくさん残っていて、筆舌に尽くしがたい美しさです。とても暗く甘い音がしますが、望みさえすれば華麗な音も引き出すことができます。この楽器の音にはフリッツ・クライスラーのDNAが注入されていると感じますし、敬愛するクライスラーがこの楽器を弾いていたという事実からはとてつもないインスピレーションを受けます。
フリッツ・クライスラーはウィーン・フィルのコンサートマスターのオーディションを受けたことがあって、おそらく若すぎるという理由で落とされてしまいました。しかし何年もたって、このヴァイオリンは私と一緒にオーディションを受け、あと少しでそのポジションに届こうとしています。当時の願いはまもなく遂げられるのです。とても美しいストーリーで、大変な名誉だといつも思います。
ヤメン・サーディ
なんてこった、ますますワクワクするよね!東広島の子どもたちとその親御さんたち、あるいは東広島までわりといけちゃうかも、というご家庭のみなさま!「無料(小1~18才以下)+半額(保護者)」で、6月29日は西条へ!!
お申し込みは以下、ホールの公式サイトから↓枚数に限りがあるので、お申し込みはいますぐ!
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