マイケル・ティルソン・トーマス、1月にサンフランシスコ交響楽団の定期演奏会を指揮

10月に第九を指揮して大喝采を浴びたマイケル・ティルソン・トーマス(上の画像の写真がそのときの様子。オーケストラ全員がマイケル・ティルソン・トーマスと同じ青いめがねをかけて会場が笑いと感動に包まれたそうですね)。

脳腫瘍を患うマイケル・ティルソン・トーマス、これがサンフランシスコ交響楽団を指揮する最後のコンサートではないか、という憶測もありましたが、1月にマーラーの5番を指揮する。どうやらこれが定期演奏会への最後の登場になるようです。ソースはサンフランシスコ・クロニクル紙。

Michael Tilson Thomas withdraws from some S.F. Symphony concertsSan Francisco Chronicle

これとは別途1月18-20日、2月23-25日に予定されていた公演はキャンセル。それぞれスタセフスカとサロネンが代役として登場する。1月25-27日のコンサートではマーラー5番の前にシェーンベルクの《5つの管弦楽曲》という17分ぐらいの小品がプログラムに組まれていましたが、これはなくし、マーラーの5番に集中する。長くはないが一生忘れ得ぬ圧倒的な時間となることは間違いない。演奏する側にとっても、ご本人にとっても、そして聴衆にとっても。

マイケル・ティルソン・トーマスがサンフランシスコ交響楽団にデビューしたのは1974年、マーラーの9番だった。50年後に最後の定期出演で同じマーラーを指揮するというのは何という巡り合わせか。

こういう日、こういう時間は長い人生でも滅多とあることではない。オケのウェブサイトを見るとまだチケットは買えるようなので、最後の定期登場を見逃したくない方は何が何でもチケットをゲットしてアメリカに飛んでください。コンサートではマナーモードにするのは忘れずにな。

コメント

コメントする