オペラ– tag –
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オペラではオーケストラはピットで演奏する。それは(舞台が見えないので)退屈なのかどうか問題
オペラでオーケストラは「ピット」で演奏するのは退屈なのか論争、みたいなのがニューヨークで起こっておりまして、世界屈指の歌劇場の一つメトロポリタン歌劇場が若干揺れているというか、ゆさゆさ、ガタガタしています。いや、ガタガタでもなくてカタカ... -
超人プラシド・ドミンゴ82歳、まだまだ現役。この夏はキャンセルした大ソプラノ歌手の代役としてミュンヘン・オペラ・フェスティバルに登場しリサイタルを行う。
どこまで行くんだろうか。むしろどこまでも行って欲しいと思うのは私だけでしょうか。 プラシド・ドミンゴは今年82歳なんですよ。82歳でまだステージに立つとか、歌手としてはその事実だけでヤバい。どんだけやねん。化け物、怪物くん、超人、神、ネ申、い... -
ウィーン国立歌劇場で暴言を吐いたドイツ人客、生涯入場禁止&懲役3年執行猶予4ヶ月
去年の秋に、ウィーン国立歌劇場で暴れたお客様がおられました。 へえ、お客様は神様で・・・。 お客様はお客様です。神様ではありません。この件は本ブログでも書きましたが https://officeyamane.net/vienna-state-opera-disrupted/ どういう状況だった... -
アンジェラ・ゲオルギュー、8年振りのメトロポリタン歌劇場がコロナ陽性でキャンセルに
アンジェラ・ゲオルギューという名前は特別ですね。特別だ。 ディーヴァ(歌姫とかそういう意味)という言葉があってそこにはいい意味も悪い意味も含まれるわけですけれど、ゲオルギューという人にはそれがばっちり当てはまるようだぞ、と私は思っています... -
テレンス・ブランチャードがリヒャルト・シュトラウス以降初、メトロポリタン歌劇場の歴史に刻まれる快挙
テレンス・ブランチャードのオペラ、ジャズ・オペラと呼ばれるとてもキャッチーなオペラ《チャンピオン》は、来週の月曜にニューヨークのメトロポリタン歌劇場でプルミエを迎えます。昨シーズンの《Fire Shut Up in My Bones》が完売したのを受け今シーズ... -
パリ国立オペラが新たに始めるストリーミングサービス、POP!
フランスはストライキ、大変なようですね。私もその昔パリでメトロに乗っていて、今からストなんで降りてね、っていうのを体験したことがあります。なかなか。その点日本はストがなくていいっすよね。いや、本当はいいのかどうかわからない、ということで... -
休憩中の音楽家は何をしているのか?
クラシック音楽のコンサートって、たいてい休憩時間、ありますよね。ない時もたまにはありますけれど、たいていあります。途中で休憩が入ると、ほっとするというか、特別何かをするわけではないけど、緊張をいったん緩めることが出来る。そのリラックスタ... -
バーチャルリアリティを用いてオペラ制作
フィンランド国立歌劇場ではデジタルツインと呼ばれるバーチャルリアリティの技術を用いて、オペラを制作しているそうです。そう、いままさに上演中の「トゥーランドット」もそれを使っている。ハンヌ・リントゥも仰天や!(仰天したかどうかは存じて居り... -
「ナブッコ」一日3公演
本当に世の中はいろいろなことが起こりうるし、事実は小説よりもはるかはるか奇でありますし、何が起こっても驚かない耐性はすっかりついっちまって、むしろ何が来ても、あっそう?ぐらいで終わってしまうんですよ。そう、すっかりピュアなあの青春の時代... -
ヴェルディが50年住んだ家の行く末は
ヴィラ・ヴェルディという名前のつけられたヴェルディのファンにとっての「聖地」があります。それは何かというと、ヴェルディが1851年から1901年に亡くなるまで50年にわたって住み続けたおうち。 ヴェルディはミラノスカラ座とかそういう煌びやかな場所の... -
史上最高の寄付
驚くなかれ、2200万ドル(28.9億円ぐらい)もの大金を、昨日ヒューストン・グランド・オペラは受け取ったのだ。 ヒューストン・・・え、ますか。・・・聞こえますか。あなたがたは今、巨額のお金を手にしたのです。おお!!トム少佐からの通信だ!!ありが... -
一晩だけテノールにもなったソプラノ歌手の話
ウィーンのフォルクスオーパーにおいて、今週水曜日のオッフェンバック《地獄のオルフェ》で主役のオルフェ(テノール)とヴェニュス(ソプラノ)という2つの役を一人のソプラノが歌いました。 はっ? そう、その反応が絶対的に正しい。はっ?なに寝ぼけた...