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ポーランドのシマノフスキ国際コンクール、ロシア作品を全面禁止

墜落した飛行機にプリゴジンが乗っていたらしい、というニュースに動揺しています。ロシア問題は本当に恐ろしい。恐ろしいという一言で片付けてはいけないのでしょうが、ただただ恐ろしい。

ウクライナの隣国であり、ロシアの飛び地とも国境を接するポーランドは我々が思うよりもずっとロシアに対しては複雑な感情を持っているのだと思います。ポーランド人のショパンが祖国を思って「革命のエチュード」を書いた、という話もありますね。

ポーランドのカトヴィツェで来月の5日から開催されるシマノフスキ国際コンクール(ヴァイオリン、ピアノ、弦楽四重奏、声楽の4部門が同時開催)はこのたび重大な決定を下しました。ロシア作品の演奏を全面的に禁止するというものです。コンクール直前の発表であり、ロシア作品を準備していた参加者にとっては「うそやん」というような話ですが、救済策もあって、演奏時間を短くすることにしたのだそうです。

Poland’s Karol Szymanowski International Music Competition Removes Russian Music in ProgramsThe Violin Channel
https://theviolinchannel.com/polands-karol-szymanowski-international-music-competition-removes-russian-music-in-programs/

ところでシマノフスキ国際コンクールっていう名前は作曲者の名前がそれなりに有名であることから、またサイモン・ラトルとかアンジェイ・ヤシンスキとかが名誉委員を務めていたりすることから、けっこう昔からやってる伝統のコンクールじゃないかと誤解しちゃうんですが実は今回が第2回目です。5年に一回、前回は2018年。

それにしても、参加者が自分の中で最も重く見ていた作品がロシア作品だったとしたら、その動揺は軽いでは済まない。この決定を受けて審査委員の一人が不参加を通達するということも起こっていて、なかなか考えさせられる。

関係者一同、「もっと早く言ってくれないかな」というのが偽らざる気持ちなんではないでしょうか。でも、ここに至るまで揉めに揉めたのではないか、という事も想像がつくわけです(トップダウンの「やめてね」でそうせざるを得なくなった、という可能性もあるかもしれません)。

すぐそこにある脅威とどのように向き合っていくのか。私たちも他人事として片付けるのでなく、国際問題ということに常日頃から意識的であるべきなのだと思います。

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