拍手をするとどうして音が鳴るのか、その原理が解明される

コンサートで一番心が和む瞬間、それが拍手の時間かもしれませんね。演奏が始まる前やあとに拍手が客席から出て、音楽家はそれに反応してにこにこわらったりお辞儀をしたり、投げチッスをしたりするのである。パチパチパチという音、パラパラ、から轟音のような熱量まで様々。だが人は拍手し、拍手されるのだ。感動や同意の表明、あるいはねぎらいとして。

ダントツびりっけつでゴールしても、高校野球でサヨナラ負けを喫しても拍手をするよね。そうやって拍手とともにみんなで感動をするのだから、時に涙を流すのだから、人間とは不思議な生き物ですね。

ほーん、で、拍手はどういう原理で鳴っているん?

むむむ。知らんな。実はこれは長年にわたる人類の未解決の問題であったが、なんと3年にわたる研究の末、このたび解決された、というのであります。ビンに口を宛てて息を出すとボーッという音がでる、それと同じ事だというのであります。まじですか。朝日新聞に最近出ていたのでほえーっと思っていたのですが、このあたりとかにも。

親指と人差し指の間から空気が漏れ出る、そのときに発生する音だと。ヘルムホルツ共鳴という現象なのだそうです。まったく面白いことを真面目に研究される方が居られるものだと思いますね。

では、拍手をしたとき、右手から音がするのか、左手からか。そんなんわかりません。禅問答ですやん。それがこれからは堂々とこう言える。どちらからでもなく、その間の空気が振動するのであると。

こう、直感に反するような答えっていうのはわけもなくドキドキしますね、わくわくしますね。

これからもよい演奏に出会ったら拍手をしたいし、残念だけどいけていなかったような演奏に出会ったとしても、拍手をしていきたい。否、手と手の間から空気を高速で放出したい!!!!!!

コメント

コメント一覧 (1件)

  • 拍手、最近はロックフェスの影響か「パンパンパン」と破裂音を出す人が増えていてコンサートの余韻が飛んでしまいます。なんとかならないか、と思うのですが。ただ吉田秀和さんの著書にもボリシェビキ(旧ソ連共産党) 拍手として記されていますから昔から続いている悪習かとも思います。また拍手の位置が顔の前の人が増えていて、アクションを演者に見せたいのでしょうが、これも隣人の耳に近づいていて迷惑千番を増幅しているかとも。

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