スロヴァキアの25歳のソプラノ歌手、がんで死去

昨夜、夕食を食べんとしていたまさにその瞬間に、ブブッとスマホが鳴りまして、なんやなんやと見てみましたところ、この訃報を伝える知らせでした。

スロヴァキア出身の25歳のソプラノ歌手、パトリツィア・ヤネチコヴァーが乳がんで死去。

Obituary: Soprano Patricia Burda Janečková Dies at the Age of 25 Opera Wire
https://operawire.com/obituary-soprano-patricia-burda-janeckova-dues-at-the-age-of-25/

思わず声をあげてしまいまして、なんやなんやと子どもらに囲まれることになってしまいました。実は、というのも変な話ですが、この人を日本に招聘しようとコンタクトをとったことがあるからです。コロナが始まる前のことでした。

かなりいいところまで話はまとまりかけていたのですが、先方のマネージャー氏との交渉が最終的に不調に終わり、断念したのでした。交渉ごとというのはですね、まとまることもあればまとまらないこともある。まとまったと思ってもひっくり返ることもあるし、いろいろあるんですよね。ともかく残念な結果に終わっていた。

その後私もコロナや会社設立など様々なことがあり、彼女のことはすっかり記憶の隅においやられてしまっていたわけですが、まさかの突然の訃報。しかも25歳で、1年半もの闘病の後に力尽きたということで、本当に悲しいし残念です。本人のFacebookを見ますと2ヶ月ぐらい前には結婚もしていて、2人とも覚悟の上での人生のハイライトだったのだろうか、と思うときゅっと締め付けられるような思いです。つかの間であったかもしれないが、病気のことを忘れられたことでしょう。彼女はかつてなく輝いていたに違いない。

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