当惑したヴィキングル・オラフソン

Photo: from Víkingur Ólafsson X

ヴィキングル・オラフソンは困っている。

若きピアニストのヴィキングル・オラフソンはご存じですか。つい先日日本でも素晴らしいゴルドベルク変奏曲を弾いて帰りましたね!(聴いてないやつが堂々と言うな)

アイスランド出身。背が高くてナイスガイ。国際的なトップランカーとして世界のあらゆるホールで演奏をしている若き才人であります。

そのヴィキングル・オラフソンが、ツイートしたのがこれ。

レコードショップの写真ですね。「ヴィキングル・オラフソンのCDは定期的に盗難にあうためカウンターの後ろにあります」。万引きされるんですか。それはとても腹立たしいことでもあるし、同時にすごいことでもある。万引きしてやろうかと思う人がいるということは人気の高さの表れでもある。

いや、じつはとてもとてもとてもとてもx2024素晴らしいことではないか(万引きを称賛しているわけでも推奨しているわけでもありません。盗みは犯罪です絶対にいけません)。人気がないとされるクラシック音楽のCDが、定期的に盗まれるとはどういうこと。オラフソンなんてグールドに比べたら、、、とかしょうもないこと言ってるやつ、盗まれるぐらいになってみろよ!!(挑発)

オラフソンの人気がさらにずっと高まり、追っかけが増え、演奏にもますます磨きがかかり、ひいてはピアノファンが爆発的に増えることを願います。ピアノが売れないの、っていう話を昨日しましたけれど、こういうアイコンの存在によって人気を回復、というか右肩上がりになることを願っています。

・・・・・・む、もしかして単なるこういう商法だったら。こういう話題を無理に作って注目させているのだとしたら・・・。いけない方向への想像をほんのちょっとだけしてしまうのは、私の心が隅から隅まですっかり汚れっちまっているからにちがいない。

ウソだとおもったら実際に音源を買って聴いてみなはれ。

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