アルバン・ベルク弦楽四重奏団の創立メンバーの一人、亡くなる

アルバン・ベルク弦楽四重奏団の創設メンバーの一人でヴィオラ奏者のハット・バイエルレが亡くなりました。享年90。

Obituary: violist Hatto Beyerle The Strad

アルバン・ベルク弦楽四重奏団といえば弦楽四重奏団のなかの弦楽四重奏団というか、いわば一種の規範というか、メルクマールっていうか。ていうかメルクマールってどういう意味?わからないのに使うと火傷するぜ?しらべてみたけど、なるほどそういう意味だったのか。わかった(結局わかっていない)。

弦楽四重奏団といえば、というほど有名だったアルバン・ベルク弦楽四重奏団が活動を終えたのは2008年。もう15年も経つんですね。1970年から38年間活動していたんですね。ギュンター・ピピラーはいま83歳。そうかもうそんなご高齢なんか。おとといお亡くなりになったヴィオラ奏者のハット・バイエルレは1933年、ドイツのフランクフルト出身。フライブルクとウィーンで学び、1970年にギュンター・ピピラーらとともにアルバン・ベルク弦楽四重奏団を設立。カルテットの名称はもちろんアルバン・ベルクの妻から許可を貰っている。

バイエルレは残念ながら四重奏団は11年で辞めてしまったものの、教育者として長く活躍。ウィーン国立音楽大学、ハノーファー、バーゼルで教えた。ハーゲン、シマノフスキ、ガラテア、メタ4などの若いカルテットを教えた。

おっ、メタ4懐かしいな。三鷹駅前の交差点の角のお寿司屋さんに行ってみんなで食べたよね。エディブルっていう単語が出てこなくてみんなでアハハと笑ったよね。あと、来日したその日の午後からリハーサルをやっていて、これこそが時差ぼけの最大の対策だ!とお魚のような目をしながら言っていたよね。

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