ベルリン・フィルの首席トランペットというと、トランペット奏者にとっての雲の上の存在的な、最高の就職先、でしょうか。
カラヤンに抜擢されたマーティン・クレッツァー大先生ももういない、そしてその弟子であり、日本に住んでいたこともたしかあるタマシュ・ヴァレンチャイももういいお歳ですね。私が彼らと一緒に日本を回ったのももう15年以上も前のことなんだなと、時の流れの速さを感じます。
このたび新しく、ベルリン・フィルの首席トランペットが決まったというニュース。実に喜ばしい。新しい首席トランペット奏者は、ダヴィド・ゲリエ、フランス人です。トゥーロン出身。7歳からトランペットを吹いていて、リヨン国立高等音楽院、そしてザルツブルクのモーツァルテウムで学び、ミュンヘン国際やモーリス・アンドレ国際なんかで入賞してきた。
New principal trumpet: David Guerrier – Berliner Philharmoniker
https://www.berliner-philharmoniker.de/en/news/detail/new-principal-trumpet-david-guerrier/
プロとしてのキャリアは2004年のルクセンブルク・フィルにさかのぼる、そしてそのあとフランス放送フィルの首席トランペット奏者をつとめていた、とあるので、わりとベテランといってよいでしょうかね。。今回栄えあるベルリン・フィルの首席トランペットを射止めたということで、さらなる活躍を期待したい。若い人がドンと入るというのもいいですが、こうして別のオーケストラで長く務めた人が移籍するって言うのも素晴らしいことですね。
ベルリンフィルの首席トランペット、もう一人もフランス人なので、フランス色が強め。
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