マリン・オルソップ、アスコナスホルト

日本ツアー中に発表になったのでちょっとびっくりしましたが、ウィーン放送交響楽団、角野隼斗とともに明日、広島でツアーの最終公演を迎えるマリン・オルソップが、所属事務所を変更。アメリカ人のオルソップはアメリカはOpus3という会社でそこはかわらず。ヨーロッパ、アジアとオーストララシアの領域。ってかオーストララシアなんていう単語初めて知ったわ。ググってみたけど想像の通りの意味でした。

インタームジカからアスコナスホルトへ。これはどういうもんなのと言われますと、そうですね、新潮社から春秋社へ行ったとかそういう感じでしょうか。みなさんにスッと腹落ちしていただく例えが思いつかないのですが、最大手から最大手へ行った、と思って頂ければOK。

アーティストが事務所を変わるのはいろいろ理由があります。単になんとなく気持ちをリフレッシュしたいから、とかいうケースもあるかもしれませんし(人間はマンネリを嫌う生き物なので)、事務所に不満があって辞めていくこともあるでしょう。というか、事務所に全く満足しています!最高です!ということは、じつは人間同士ですからなかなかないかもしれないわけですが、不満が満足を上回って、それが長く連続した時に、うーむ、ちょっと動いてみっか、ということになるケースも多いのだと思います。

私も少ないながらさまざまなアーティストの動きを見てきましたけれど、飛び石のようにぴょんぴょん別の事務所へと動く人もいれば、事務所への強い不満を周囲へぶちまけながらずっと同じ事務所に留まる人もいます。人間っていうのは不思議なもので、そうそう簡単にAとかBとか言い切ることも出来ないのですね。

メトロポリタン歌劇場にも登場し、アメリカ人女性として初めてベルリン・フィルを指揮する、そんなマリン・オルソップほどの著名指揮者となりますと、迎え入れる事務所も万全の体制で臨むと思います。

コメント

コメントする