元バレエダンサー、イングリッシュ・ナショナル・バレエの音楽監督に

オーケストラ奏者が指揮者に転身という話はよく聞くわけですけれども、バレエダンサーが指揮者に転身したという話は初めて知りました。私が知らなかっただけで、ときどき、あるいはしょっちゅうあることなのかもしれないんですけれども。

Estonian conductor Maria Seletskaja becomes the music director of the English National Ballet – estonian world

バレエの指揮者というと、同じくオペラハウスで棒を振るわけですが、どうしてもオペラの指揮者と比較されてしまって、重要度が上に出てくることはあまりないようにかんじています。これも間違っているかも知れませんけれど。しかしバレエの指揮というのは、きちんと踊れることが重要で、普通のオーケストラを指揮する、あるいはオペラを指揮するというのとは異なる技術が求められるそうなのです。いわゆる職人芸やね。

であれば、踊りの専門家出身の人が指揮をしてもいいじゃないか(たくさんされているのかもしれません。だとしたらすいません)。今回2024/25シーズンよりイングリッシュ・ナショナル・バレエの音楽監督に就任したのはエストニア出身のマリア・セレツカヤ。エストニア国立歌劇場、ベルリン国立バレエ、チューリッヒ・バレエ、フランダース王立バレエ(アントワープ)で踊っていた。

2017年からシュトゥットガルト・バレエでアシスタント指揮者を務め、2018年から完全に指揮にシフト。カナダ国立バレエ、サンフランシスコ・バレエ、デンマーク王立バレエ、パリ・オペラ座バレエなどで指揮してきた。

ネットで拾ったお写真ですが、こうしてトゥシューズ+指揮棒でお写真を撮っているということは、それだけやはりバレエダンサーから指揮者へという転身はそれほど多くないのである、ということを暗示しているのではないかと思われます。

マリアがんば!!

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