キリル・ペトレンコが足の大怪我で手術、ツアー(の一部)を降板

足と一口に言ってもいろいろあるんですけど「foot」とあるので、多分足首から下の部分なんだと思うんですよね。footは複数形が不規則に変化してfootsではなくfeetなので中学生の君は要注意だ。覚えてください。あとペトレンコにもキリルとヴァシーリーとがあって、どちらも第一線で活躍する著名指揮者です。この2名が世界各国に不規則に現れるで要注意だ。今日のお話は、どちらかというとベルリン・フィルの首席指揮者で芸術監督キリル・ペトレンコの方です。

キリル・ペトレンコ、足の大怪我と手術(a serious foot injury and subsequent surgery)にともない、医師から休養を命じられる。

https://www.lucernefestival.ch/en/news/188

なんてこった。でも治るまで降板、ではなくて、まだらに出演するんですよ。えっどういうこと?

現在ツアー中のベルリン・フィルは2プロを持っていて、もともと予定されていのは以下の通り。

プログラム1
マーラー:交響曲第7番

プログラム2
シュニトケ:ヴィオラ協奏曲 *タベア・ツィマーマン(ヴィオラ)
ショスタコーヴィチ:交響曲第10番

プログラム1のほうは全日程(8/28ザルツブルク、8/31ルツェルン、9/3ロンドン)予定通りペトレンコが出演するけれど、プログラム2の方はショスタコーヴィチ10番がブルックナー4番に変更となり、ダニエル・ハーディングが指揮する(8/29ザルツブルク、9/1ルツェルン、9/4ロンドン)ということになったようであります。つまり引き続きペトレンコはツアーに同行する、ただしマーラーの7番のプログラムしか振らない、っていうわけ。うむ、不思議な部分的降板であります。まあいろいろあるんでしょう、いろいろあるんだよたぶん。

それにしても両方ではなく片方の足首から下で、しかも手術を伴う大怪我っていうのは何が起こったのか。想像するより無いのですが、うっかりひどく捻ったか、車にでもひかれたか、重い花瓶がいきなり降ってきた、あたりか。いずれにせよ災難ですし、めちゃくちゃ痛そう。

足の怪我だと、立って指揮することはおそらく難しいでしょう。座ってやるんでしょうけど、でも椅子の上でもつい踏ん張って激痛がウギャー!!R.シュトラウス的省エネ型で行くよりない。

ていうか、ザルツブルク音楽祭のサイトよくみたら8/28の祝祭大劇場がめちゃくちゃ熱くてですね、

11:00 ウィーン・フィル(指揮サロネン、ピアノ:ユジャ・ワン)
15:00 フローレスのリサイタル
21:00 ベルリン・フィル

(蛇足ながら11:30からはウィーン・フィル(と国立歌劇場)の管楽器メンバー16人が別会場(フェルゼンライトシューレ)でコンサートもやっています)。

同じ日にウィーンフィルとフローレスとベルリン・フィルってもうめちゃくちゃすぎて理解が追いつきませんやん。いったいいくらお金使わせたら気が済むんや庶民は財布が持たないよ。

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