グラモフォンという文字を目にすると皆さんはなにをイメージされますか。黄色いレーベル?それとも蓄音機?それとも音楽雑誌?
正解は、、、、全部!!
グラモフォンというのは一般的にいって蓄音機のことで、この言葉を使った雑誌がイギリスにあって、これはGramophone と書く。ドイツが本社の黄色い録音レーベルはGrammophonと書く。スペルが違うので要注意なのだ、ということを知っている人は日本人でも100人いるかいないかぐらいだと思っている。
以上、終わり。
終わってはいけないのでもう少し続けることにしたいですが、英国のグラモフォンは毎年グラモフォン賞というのをやっている。そして先週2023年の受賞者リストを発表。1977年からやっているということなんで、47回目ということになるのかな?
Gramophone Classical Music Awards Announces 2023 Winners – The Violin Channel
https://www.theviolinchannel.com/gramophone-classical-music-awards-announces-2023-winners/
もはやレコーディングの賞というものにどれほどの価値があるのか?こういう類いの賞をもらったところで録音が売れるのか?と問われると、価値はかつてほどないし賞を取ったところで爆発的に売れることもない(ちょびっとは販売に貢献するとは思います)わけですが、どういう人が活躍していて、どういうグループがこれから注目なのか、業界として推していきたいか、ということはわかる。
そういう意味においてやはりこういった音楽賞というのはお役立ちの存在であると言えましょう。ファッションの流行色みたいなもんか。存在意義が変わっていることに要注意である。へーへーへー。へー三つ、いただきました!!!
今年のライフタイムアチーブメント賞(あんたの残した功績は素晴らしいで賞)はソプラノのデイム・フェリシティ・ロットが受賞。そして年間最優秀賞録音賞はファビオ・ルイージ指揮デンマーク国立響のニールセン5番&6番へ。レーベル賞はBISへ。売却が発表されたばかりなので複雑な気分。最優秀新人賞はヴァイオリンのステラ・チェン。最優秀アーティスト賞はソプラノのヴェロニク・ジャンス。最優秀オーケストラ賞はドイツ・カンマーフィル。
そのほか完全なリストはグラモフォンへどうぞ。
コメント