【ウィーンの新コンサートマスター】6/29(土)ヤメン・サーディ 広島初上陸!(18歳以下無料招待あり!) チケットはこちらから

アンジェラ・ゲオルギュー、8年振りのメトロポリタン歌劇場がコロナ陽性でキャンセルに

アンジェラ・ゲオルギューという名前は特別ですね。特別だ。

ディーヴァ(歌姫とかそういう意味)という言葉があってそこにはいい意味も悪い意味も含まれるわけですけれど、ゲオルギューという人にはそれがばっちり当てはまるようだぞ、と私は思っています。そしてそれは少なからぬ方々にご賛同頂けるのではないかと思っております。

ディーヴァ。いい意味で言うと、めちゃくちゃすごい、とか、圧倒的オーラ、唯一無二の存在。そうして悪い方の意味ですと、様々な理由でべらぼうにわがまま。そういう意味なんだと私は理解しています。間違っていたらすいません。でも仮に間違っていたとしても大きく外れているものでもないと思います。

ゲオルギューはニューヨークのメトロポリタン歌劇場とは微妙な関係を続けてきた。歌は素晴らしい一方で、キャンセルもするしいろいろ騒動も起きる。そのせいかどうか最後の出演は2015年。

とはいえ、メトロポリタン歌劇場もその聴衆の事もとても好きだからということで戻ってくることになっていた。総歳のピーター・ゲルブのオファーにより、来週2回だけ、8年振りにメトロポリタン歌劇場に登場しトスカを歌うことになっていた。リハーサルでもいろいろなんだかんだとあったが、順調に準備は進んでいたようです。詳しい話はニューヨークタイムズがそのあたりも上手くまとめて書いた特集インタビュー記事があるのでお読みください。ロビーで撮った華やかな写真がいいね。

Angela Gheorghiu, Diva of the Old School, Is Back at the Met – New York Times
https://www.nytimes.com/2023/04/07/arts/music/angela-gheorghiu-met-opera.html

上のニューヨークタイムズによれば、当初メトロポリタン歌劇場側はゲオルギューに1公演でと打診したんだそうですけれど、1回だと渡航費とホテル代で全部消えちゃう、ということで彼女の側からの交渉の結果2公演になったそうです。なるほど!ここでわかることは何か。メトロポリタン歌劇場は主役にもこういうオファーするんだなということ。つまり、渡航費や宿泊費もまるまる含めたギャラを提示して、あとは自分でやっておくんなはれ、というやりかたをするのか、っていうことです。そう新聞に書いてあるだけで(というか本人がインタビューでそう言っているだけで)本当の事は解りませんけれど。

日本の場合はギャラとは別途渡航費とホテル代、また日本国内の旅費を全て持つ、というやり方をする場合が多いと思うんですよね(これは私個人の感覚ですが)。その上ツアーマネージャーもくっついて旅する(ここの費用を誰が持つのか、は議論があるところです)。しかしこのメトロポリタン歌劇場方式は、明朗会計なんで考え方として嫌いではないです。

それはそうとしてですね。ゲオルギューは間もなくトスカを歌うはずだったところが。

ところがやね。

コロナにかかった、陽性だ、ということで2回ともあえなくキャンセル。代役はモナスティルスカ。それにしても、このご時世のアメリカで「コロナ陽性でキャンセル」、しかも8年振りのステージで、NYタイムズにも特集記事を書いてもらったのにも関わらずこれって不運すぎませんか。ついてないとしか言いようがない。ゲオルギューも、楽しみに待っていた聴衆も。

コメント

コメントする