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ロイヤル・オペラ・ハウス、パッパーノの後任はフルシャ(ロンドン在住)

イギリス、ロンドンを代表するオペラハウス、ロイヤル・オペラ・ハウスは長らくイギリス人アントニオ・パッパーノが率いてきました。再来年(2024年)にその長い任期が終わりを告げ、パッパーノはロンドン交響楽団の音楽監督になります。そして後任はなんと意外にも、とかいうとファンの方に叱られそうですが、チェコ人のヤクブ・フルシャに決定。2025年から。フルシャはfではなくhで始まるんで、そしてhursaじゃなくてhrusaなんでそこんとよろしく。

これはわりと驚きの選択かなと思ったんですが、ロンドンでもわりとまじっすかみたいな感じで受け止められているようです。タイムズ紙なんてひどいよね、「で、フルシャって誰なの」っていう感じで記事を出していて、それだけ知名度が高くないということを表していますかね。少なくとも、なんというか、スターのようなきらめきっていうのですか、ギラギラとした感じって言うのでしょうか、そういう存在ではない、とがっていないっていう感じですかね。むしろきっとそれがいいのだということか。

https://www.thetimes.co.uk/article/who-is-jakub-hrusa-antonio-pappanos-successor-at-covent-garden-ksgvx7028

もちろん実力については間違いがなく、オペラの経験も「たたき上げ」というほどではないがそこそこはあり、若さ(いま41歳、指揮者としてはまだまだこれから)があって伸びしろがある、しかも人間として暖かいということも評価されている、そんな感じ。そしてロンドン在住で、子供たちをロンドンの学校に通わせているっていうのもポイントみたいです。

ロイヤル・オペラ・ハウスもコロナの後は集客にさらに苦労していて、将来の聴衆を育てる(その一部は子供たちを含む)ということに関して積極的に行動してくれるのではないかという期待もある、と。あとロイヤル・オペラ・ハウスの予算は今後削られる可能性もあるみたいなので(世界中どこでも同じですね)、資金調達の能力も試される、みたいな。音楽監督は忙しいのだ。

存在は若干地味かもしれないので、集客は少し苦労するかもしれません。またオペラと言えばイタリア!みたいなそういうイメージのレパートリーもやや不足している。もちろん本人もそれを知っていて、ロイヤル・オペラ・ハウスで自分が振る演目も、自国もの含め少し重心を移したいと思っているようです。ただヤナーチェクとかスメタナとか、そりゃあマニアにしてみたら聞いてみたい演目はあるでしょうけど、あまりマイナーなのばかりをやるとお客が離れる可能性があるので、そこは事務方と協力しながら決めていくのでありましょう。でも安心して、ちゃんとワーグナーの指輪全部やるって書いてあるから大丈夫(それはそれですごい)

考えてみますとかつてロイヤル・オペラ・ハウスを率いた指揮者クーベリックもハイティンクも人柄が評価され、愛された人たちだったかなと。フルシャもそれに続くのでしょう。続くといいすね。

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