バラーノフ、ブロフツィン、カザジャンらがドバイへ

クラシック・ヴァイオリン・オリンパス国際コンクールなるものが開催中でして。むむむ。そこで「。」をつけるのは変だな。とか自分で書いていて思いましたけれど。ともかく。そういうコンクールがあるんですよ、事実は小説よりも奇なりと申しますね、この不思議な。コンクールは。喩えて言うのが難しいなと。思ったのですが。句読点が少し奇妙だ、そういう感覚と相通ずる部分もあるんじゃないかなって。思うんですよね、

ということです。ドバイ、ロンドン、ローマ、ニューヨーク、ウィーン、東京の6箇所で開催された不思議なコンクールを経て、その上位2名ずつがいよいよグランドファイナルへとコマを進めたのである!出場者12名は以下の通り。

  • Soyoung Yoon (South Korea) 
  • Andrey Baranov (Switzerland) 
  • Boris Brovtsyn (Austria) 
  • Jinzhu Li (China)
  • Haik Kazazyan (Armenia)
  • Lorenz Karls(Sweden)
  • Xiao Wang (China)
  • Karisa Chiu (US)
  • Yuki Hirano (Japan)
  • Mariusz Patyra (Poland)
  • Elli Choi (US)
  • Ruifeng Lin (China)

グランドファイナル開催はアラブ首長国連邦のドバイ。来年の4月22日~28日までとあり、その不思議な課題は以下の通り。

パート1
a)課題曲として挙げられた5曲のヴァイオリン協奏曲から1曲演奏
b)課題として挙げられた5つのオーケストラ作品(「英雄の生涯」ほか)から1つを選び、コンサートマスターとしてオーケストラをリードする

パート2
a)ベートーヴェンの三重協奏曲の第一楽章
b)アレクセイ・ショルの協奏曲3曲のうち1つ
c)5分以内のアンコールピース
d)審査員たちとの会話

    これはかつてない内容ですね。既存のコンクールとは全然違う内容だ!ソリストとコンサートマスターの両方の能力を審査するとはなかなか厳しめ。そしてアレクセイ・ショール(説明は割愛しますが大富豪です。このコンクールを金銭面で支援しているのかもしれない)の作品も入っているとは。

    なお優勝賞金は20万ユーロ。実におごっている。たしか年齢制限もなかったので、バラーノフとかカザジャンとか、かつてコンクールを賑わした面々も出場しているのです。

    とっても不思議なコンクール。4月の結果を待とうではないですか。

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