ダニエレ・ガッティ、シュターツカペレ・ドレスデンとの契約書にサイン。2024年8月から2030年7月までの6年間。

Photo: Staatskapelle Dresden Facebook

シュターツカペレ・ドレスデン、あるいはこのオーケストラが属するゼンパー・オーパー(旧称「ドレスデン国立歌劇場」の方が通りがいいかも)というと、旧東ドイツの都市ドレスデンにある素晴らしくグランデな世界最高級のオーケストラ。あのウィーン・フィルとも並び称されることもある。

本拠とする壮麗な劇場、ゼンパー・オーパーは1841年に完成しているので、1869年に完成のウィーン国立歌劇場よりも古いんだぜ?かつてあのワーグナーがこの歌劇場の指揮者を務めていたんだぜ?驚異の伝統と信頼。ワーグナーは作曲だけではなく指揮も上手だったんだぜ?

20世紀後半にはカルロス・クライバーも一緒に録音を残していますし、ブロムシュテットも指揮者をつとめていて、自伝でも懐かしげにいろいろと興味深いことを語っていました。このブロムシュテットの自伝、ばちくそ面白いんで、また気が向いたら読んでみてつかあさい。

その世界屈指の歌劇場とオーケストラの首席指揮者にイタリアの名匠ダニエレ・ガッティ(1961- ミラノ生まれ)が就任することになることは去年発表されていましたが、いよいよ契約書にサインをしました。それが3日前の7月5日で、実際に就任するのは来年2024年の8月。契約は2030年まで。うわっ、いよいよ2030っていう数字が現実的に出てくるようになってきたのか、歳はとりたくないね。

Vertragsunterzeichnung mit Kulturministerin Barbara Klepsch: Daniele Gatti ist künftiger Chefdirigent der Sächsischen Staatskapelle Dresden sachasen.de
https://www.medienservice.sachsen.de/medien/news/1067859

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