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指揮者テオドール・クルレンツィス、ノースリーブのTシャツでブルックナー9番を指揮

オーケストラの指揮者の、伝統的な服装とは何か。燕尾服。こういうイメージもあるでしょう。ただ、これは20世紀後半ぐらいからですかね、徐々に砕けてきてと言うか、そこまでガッチリとしていなくてもいいのではないか、そもそも動きづらいしね、みたいなところで、もう少し柔らかい素材を使ったジャケットであったり、あるいはそもそもジャケツはなしで、シャツのみであったりと言う服装も認められるように、いや、認められるとか書いたら変か、徐々にいそういう服装も見られるようになってきたわけです。アシュケナージならとっくり首でした。タートルネック。

女性指揮者はもう少し自由かもしれません。シュッとした、シンプルな装いが多いでしょうか。ソリストの場合はもっと自由かもしれません。面積が少なめのユジャ・ワンを筆頭に、カラフルかつ、様々な衣装。特に歌手の皆様はゴージャスなドレスをお召しになることもある。

なんで男性指揮者やオーケストラ団員は、熱くて動きづらい、フォーマルな格好をしなければならないのか。そういう決まりだから、長くそうなっているから。そういうのはもう終わりにせんか。というこころみでしょうか。そういうのは若くてとんがっていて、才能ある人がぶっ壊して行く。

テオドール・クルレンツィスはただいま自身のオーケストラ、ユートピアを率いてブルックナー9番をヨーロッパで演奏中。先週はハンブルクのエルプフィルで。オーケストラはおなじみの立奏。そこまではいい。しかしお話はここから。ノースリーブのシャツ、いやむしろこれは(上の画像)どう見てもTシャツや!!(おズボンは見えないのでそちらがどうなっているのかは判らない)。ものすごいハイブランドなのかもしれないが、紛れもなくTシャツで指揮したということで議論噴出。ええんか、汚い、あかんやろ。センスないわ。

いろいろ言われております。ブルックナー9番にノースリーブを当ててくるとかものすごいな!だが、しかし、ですよ。女性はノースリーブがオッケーで男性がダメなのは変だし、女性がきわどい格好をしていても許されるのに男性が露出高めになると叩かれるというのも、変なのかもしれませんね?昨今の多様性という言葉にあてはめて考えても、ネガティブな反応をする方がおかしいのかもしれない。

指揮者という言葉が持つイメージは、21世紀も4分の1が終わらんとしている今、というか、今に限らず不断のアップデートが必要なのかもしれませんね。わからんけど。個人的にはやっぱちょっと引いて見ちゃってる。

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