ベルリン・フィル首席ヴィオラが試用期間を突破

オーケストラの入団には2ステップあって、1つめがまず試用期間に入ること。そしてその次がその試用期間が終わること。

このツーステップを経て、正式採用となるわけだ。いきなり正式団員にしてしまうと、入団後に「うっそ、こんなはずでは!」というミスマッチがお互いに起こることがありうる、という過去のニガニガ経験からこういうことになっているわけですね。試用期間の最後とかに(場合によっては早まることもある)、だいたい団員とか音楽監督とかの投票があって、それでいけるかいけないか、賽が振られるのだ!!ちょうかはんか!!おひかえなすって!!!ぐわあああああ。

というわけで、ベルリン・フィルに史上初の中国人ヴィオラ首席奏者が爆誕しました。実に目でてえ(おめでとうございます)!!

ステップ2を無事に終了したということです。ディヤン・メイさんです。1994年うまれことし30歳。2019年にミュンヘン・フィルの首席、そして2022年2月に入団が発表され、10月からベルリン・フィルの首席、試用期間に入っていた。1年半で合格。単に優秀のみならず人間関係も良好ということになりますね。

今後中国人のみならずアジア人がさらに増えていく可能性もあるわけですがその突破口を開いたということで、実に喜ばしい。たしかホルンセクションにも中国人が試用期間中で在籍中かな。金管で正式に入団するとなると、それもものすごい突破口ですね(いま見たらメンバーリストに名前がないのは試用期間中だからだっけ??)。

願えばかなうかもしれない、という希望を持たせてくれる。希望こそがすべて!私たちも希望を持って、がんばろうではないか!おお!!

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