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ウィーン・フィル首席ハープ、アンネレーン・レナエルツがアスコナス・ホルトと契約

ベルギーのお名前もなかなかカタカナに落としにくいと思うんです。それをいったらどこの国のお名前だってそうでしょうと言われるかも知れませんけれど、相性の良し悪しはやっぱりあって、イタリアやフィンランドなんかは難しくなかったりもする。

ベルギーではフラマン語という、オランダ語の方言とでもいう言葉が(方言とかいってごめんなさい)公用語の一つとして使われます。で、オランダ語ってeとかiとかjとかが使われることが多いような気がしています。オランダ語で1、2、3てどう数えるか知っていますか。een、twee、drieなんですよ。ほら、eが多いよね。ドイツ語がeins、zwei、dreiなので、ちょっと待って、ドイツ語に似ている。

そう、オランダ語ドイツ語の要素や英語の要素があって、オースティンパワーズ(古い)で世界一不要な言語とか言われちゃう悲しい言葉でもあります。ミッフィーだって本当はナインチェ・プラウスっていうんだぜ。ミッフィーだから人気が出たんで、ナインチェだとここまで人気にならなかったのでははいか。なぜミッフィーになったのか、それは判らない。

あといつも思うんですが、ドイツの指揮者がオランダに行って、ドイツ語でリハーサルをしたら通じるのでしょうか。ベルギー人に聞いたことがあって「たぶん通じる」と言っていたような気がするな。ではカルロス・クライバーはコンセルトヘボウに行ったとき何語でリハーサルをしたのだろう。ドイツ語なのか英語なのか。ああ気になるううう!!

全然関係ない話しが長引いてしまった。でも、こういう何となくうだうだした時間、雑学の時間がけっこう気持ちよかったりするんだぜ・・・。

ベルギー出身のハーピスト、アンネレーン・レナエルツがウィーン・フィルの首席ハープ奏者になったのは2010年。14年にわたりオペラとオーケストラで演奏するかたわらソロ活動も行ってきていて、主な活動にはバイエルン放送響、モーツァルテウム管、リンツ・ブルックナー管、ポーランド放送響など。またアヴィ・アヴィタル(マンドリン)やエマニュエル・パユ(フルート)、アントワン・タメスティ(ヴィオラ)などと共演してきている。CDならワーナーからリリースしている。

ハープのソロ活動を音楽事務所がささえるというのはそこまで多くないケースだと思いますけれど、ロンドンの最大手の一つアスコナス・ホルトと契約をしたということなので(4月25日のニュース)、これからもっと存在が派手に出てくるのかもしれません。ドカンと活躍してほしい。

最後も雑学で締めようか。ウィーン・フィルの初めての女性団員もハープ奏者で、入団は1997年。アンナ・レルケス、ハンガリー出身の女性で、1971年に国立歌劇場に入って、長くウィーン・フィルで演奏していたが、キャリアの終盤でついに正式団員になった。偉大なるパイセン。

パイセンのおかげで今がある!!センッキュー!パイセン!

コメント

コメント一覧 (2件)

  • ドイツ語の2はtweiではなく、zweiです。またフラマン語ではyという表記はなく、ijと書くのです。なので、こういう文字が多いのです。meijiなんてベルギーに行ったらどうなるのでしょうね。また本稿のAnneleen Lenaertsさんはアネレーン・レナールツと読むと思います。nnは単にnを短く発音し、aeはアーと発音するからです。

    • スペルミス失礼しました。修正いたしました。
      yをijと書くというのは面白いですね。アネレーン・レナールツが近いんですね。お教え頂きありがとうございます。
      日本語表記ではどうもアンネレーン・レナエルツが定着?しているようですが、ワーナーとかプロアルテとかそういう方面に向かって、アネレーン・レナールツですよ!とここで小さくささやいてみます。

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