君はベルギーの古都、世界遺産の街ブルージュを知っているか。
なに?知らない?そうか、じゃあ今日からもう君は知っている。なぜなら、この文章を読んだからだ。また一つ、脳にシワが増えたね。
ベルギーの首都ブリュッセルから電車で左上の方向へ約1時間。ブルージュで1964年から開催されているブルージュ国際古楽コンクールというのは「古楽」と呼ばれるジャンルの音楽における世界的権威です。
みんな大好きなショパンやラフマニノフといったピアニストたちも、古楽と呼ばれる楽器があったから初めてピアノで素晴らしい作品を書くことができたのだね。つまり源流。多摩川の上流へ、気がつけば青梅へ、奥多摩へ。そして雲取山へ。みんなまあるく ぶるうじゅぴあの。でんわしってっちょうだい!!
そういう事やぞ。
●ブルージュ国際古楽コンクール優勝者ツアー特設ページはこちら:
ブルージュ国際古楽コンクールというのは古楽器界におけるショパン国際コンクールのようなもの、というと奇妙な感じもしますでしょうか。例えが強引かもしれないが、つまりめちゃくちゃに権威があって、めちゃくちゃ重要なコンクールなのだ。ブルージュに並ぶ古楽のコンクールはあるか。ない。
先日もあるスイス人の著名オルガニストと東海道線の中で立ち話をしていて、そうね、ブルージュに肉薄するといえばライプツィヒのバッハ国際コンクールが重要だけど、それでもブルージュが世界で最も重要なことには変わりがない、と教えてもらいました。そうだよな。その人物もよく見たらブルージュで入賞していた。むかしはオルガン部門もあったけど、今後はもうないかもね、と寂しそうに言っていたのがちょっとおセンチな気持ちを倍増させたわけです。
今年の夏、私がおよそ10年振りにヨーロッパへ飛んだ理由、それはヤメン・サーディに会いに行く、というのもありましたが、このブルージュ国際古楽コンクールのファイナルを観に行く、というのもまた大きな理由でした。本当はセミファイナルから聞きたかったんだけどね、スケジュールの都合上どうしてもファイナル当日にしか行けなかってん。
ブルージュのコンセルトヘボウに到着するなり事務局長とおビールを飲んで談笑し、そのままファイナルを鑑賞して、なぜか舞台上にも上がって優勝者のマチェイ・スクシェチュコフスキに賞状をお渡しして、そしてまたおビールを飲んで帰ってきたのである。
ブルージュ滞在は約20時間であった。だがとても有意義な時間であった。そしてコンクールから8ヶ月後となる3月末~4月上旬にかけて、こうしてマチェイ・スクシェチュコフスキの、ブルージュ国際古楽コンクール優勝者日本ツアーを史上初めて実施できることは大きな喜びであります。
ツアー特集ページを以下に公開したので見てやってけろ。ほんでおもろそうやんけと思ったら来てやってけろ。東京界隈には事務局長氏も登場予定なので、見かけたらいじってやってほしい。
4月7日の公演のみ、まだ東北地方とだけしか公表できていないけれど、年明けには公表できると思うねん。よろしくお願い申し上げます。
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