アスコナスホルトという名前は結構好きなんですよ。響きがいいですよね。アスコナスホルト。さあみんなも口に出して言って見よう、アスコナスホルト!
なんかこう、クリスピーな感じがしないかい?
ほーん、で、アスコナスホルトってなんなの、っていう事だと思うんですよね。そうなんです、アスコナスホルトなんて言われても大抵の方ははてなマークなんだと思うんですが、信州と言えば信玄餅、クラシック音楽の大音楽事務所と言えばアスコナスホルト!
そういうことやぞ。
まだ判らないという方のためにもう少し言っておくと、ロンドンに拠点を構える大手事務所でして、例えばサイモン・ラトルとか、そういう人が所属していて、ベルリン・フィルのアジア・ツアーを手がけていて、とかそういう人たちです。強烈な存在感を持つ事務所であると言えましょう。
そこにアンドレアス・オッテンザマーが所属することになったというのはなかなかのニュースかと思います。ご存じ、ウィーン・フィルで長らく活躍したクラリネットのエルンスト・オッテンザマーの息子の一人にして、ベルリン・フィル首席クラリネット奏者を2011年から務めている才人であります。
Askonas Holt welcomes conductor and clarinettist Andreas Ottensamer – Askonas Holt
最近は指揮をしているようだぞ、東京でも振ったようだぞと思っていましたが、どうも指揮者としても本格的に乗りださんとしている模様です。その昔、パユという人がベルリン・フィルから出て、また戻って来た。それは、ソロ活動だと演奏出来る曲が限定されるというか、たいてい代わり映えのしない同じようなプログラムを求められるのに対し、オーケストラだといろいろ面白い曲が演奏出来るようだから、というような話もあったみたいなことを最近耳にしましたが、ソロ活動をするのではなく(しているけど)、指揮者になるというのも、これからはありなのかもしれない。
アンドレアス・オッテンザマーのみならず、いろいろなトップオーケストラの奏者たちが指揮をしているようであり、今後ももしかするとその傾向が続いて行くのかもしれない。アンドレアス・オッテンザマーの指揮活動は、本人のみならず、虎視眈々と指揮者になりてえ、と願う若いオーケストラ奏者たちにとっても一つの興味深い動きなのではないか?と想像いたします。
アンディしっかりぃ!(応援しようぜ!)
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