世界陸上、見てますか!!熱中する息子に引っ張られてちらちらと横目で見ています。昨日はガーディナーという人が残念でした。そしてチェルニーと言う人が世界を幸せな気持ちにしました。
今日はいい話と良くない話がある、どっちから聞きたい?
ガーディナーが若い歌手の顔を叩いて殴った話をするかい?エリオット・ガーディナーという80歳の指揮者が、若い歌手が間違った方の舞台袖からステージに出たため激高し、あとでその歌手を叩いて殴った、というニュースには残念なことだと思わざるをえない。しかもどうやら殴られた人にはどっちから出てという指示がそもそも出ていなかったという情報もあります。
インターネットで世界中が繋がっていて、こうしたことは突如として燃え上がることがあるので、力を持つ人持たない人に限らず、破滅的な生き方は推奨されません。人間ですからドロドロとした感情がなくなるということはありませんけれども、ドロドロの噴火には気をつけなければいけませんね。
Famed Conductor Accused of Striking Singer at Performance – The New York Times
https://www.nytimes.com/2023/08/23/arts/music/john-eliot-gardiner-accused.html
そんな悪い話よりも、いい話をしないかい?
何かというと、チェルニーが珍しく世界を幸せにしたという話です。
チェルニーと言えば世界中のピアノ学習者を苦しめてきた、鬼のような練習曲集を残したピアノの教育者であります。ベートーヴェンの弟子であり、ベートーヴェンのピアノ協奏曲「皇帝」のウィーン初演を依頼された人物。めちゃくちゃにピアノが弾けたんだぜ。そしてフランツ・リストを育てた教師。
だが、チェルニー30番、チェルニー40番、チェルニー50番といった、指の訓練のための訓練というような激烈につまらない・・・おっと、激しく有効な曲集があって、それを毎日毎日練習したよな、、、ああ、チェルニー、うらめしや。
しかしいま、同じチェルニーという名字を持つ若い男性が、世界陸上に出て、同じ競歩に出場した同じ国の女性をゴールで待っていて、女性がゴールした瞬間に指輪をパカーしたという話はなかなかええ話や。動画を見るとちょっと強引だが二人がええならそれでええんやで。
指輪パカー動画っていうのはYouTubeとかそういうのでいっぱいあるんで検索とかしてもらったらいいと思うんですけど、世界陸上という舞台でというのはなかなかないですね。男女が一緒に走る、いえ、歩く競歩だから出来るというものでもある。
「ゴールの瞬間じゃね?」と思いついたときのチェルニーさんの表情、ぜひ君らにも見せたかったな(絶対にうまいこと思いついた!って思ったに違いない)
コメント