驚異的だなと思うのですが、入場率96%ってどういうこと?そういうこと。めちゃくちゃ埋まってるやんけ。
先日ニューヨークのイベントには人が戻ってきていない、という話をご紹介いたしましたが、
ザルツブルクでは様子が違うようだ。音楽祭が最終報告と題したプレスリリースを出していて(PDF)、「パンデミック前の記録に戻った」とあります。しかも「4つの公演が健康上の理由で中止になっていなければ、売り上げは記録を更新しただろう」ともあります。やべえ(言葉が汚い)。
公的資金も注入され国策でやっている音楽祭と、私的企業が営利目的で運営しているアメリカのイベント組織とを単純に比較はできませんが、それにしても96%の入場者数って度肝を抜かれる。ほとんど満席やんけ。
ただ、券売率とは書かれておらず入場率というか、座席の占有率みたいな書き方をしているので、もしかすると招待券は通常よりたくさん出たのかも?とか考えることも出来ますけど、でもそもそも人気がなくて招待をばらまいた、とかだと96%になんかなりっこないんで、確実に人気はあったわけだ。うむ、素晴らしい。
蛇足ですけどだいたいコンサートには招待席っていうのがあって、要人とか関係者とかプレスとかが座るために用意されているんですが、それが2000席ある大ホール公演の場合、数十枚から100枚前後(あるいはそれ以上のことも)だったりします。
支出は書かれていませんけれど、収入のほうについては前年比16%増だったともあります。これはチケット収入だけなのか、助成金とかスポンサー料とか含むのかはわかりませんけど増えてることはいいことだ。その金額たるや3,100万ユーロ(43億2330万円ぐらい)もあったというからクラシック音楽業界的にはやはり爆発的な数字です。いいなあ・・・43億あったら何ができるかな。とりあえず次男ちゃんに新しい自転車買ってあげようっかな(思いつくことが小さい)。
聴衆は76カ国からあつまり、ヨーロッパ以外の国々はそのうち37カ国。アメリカからの聴衆もすごいおおかった、とも書かれておりました。日本もはやく外国旅行が楽になりますように。
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