ダニエル・ハーディングはどこへ?ローマへ!

全ての道はローマに通ず。指揮道もローマが最終目的地で、そこできっと、ライオンに口を噛まれてオードリーがキャッ!!「冗談だよ」ってグレゴリーが言うからさ、それで「もう、意地悪っ!!!」。ほんで大団円なんですよ、甘酸っぱいな。

そこでだ。襟を正してここに発表したい。すなわち、ダニエル・ハーディング、ローマへ。

https://santacecilia.it/nuovo-direttore-musicale/

どういうこと?そういうこと。サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団および合唱団という、ローマに拠点を置き、イタリアで最も重要なオーケストラの新しい音楽監督に就任した、いや、就任する。来年、つまり2024年の秋から。2005年からずっと率いてきて今年退任となるアントニオ・パッパーノ(イタリアっぽい名前ですが英国人です。両親はイタリア人です。アメリカで勉強しました)の後任で、きわめて重責。

どれぐらいすごいのかわからない方のために例えで説明すると、オステリア・フランチェスカーナの総料理長になるようなものだ、といえばみんなわかるよね。ミシュラン三つ星、世界のベストレストラン!!うああああボニッシモォオオ!!!!

・・・むしろわからんかったけ?

しかし私としてはわりと驚きというか、わりとびっくりしたっていうか。あっそう来たの、みたいな意外性があって、つまりそれはハーディングという名前とローマとあまり意識が結びついていなかったんだね。でも最初に指揮したのは25年前で、その後も振ってきていたということですから、しっかりとボンドでつながっていたわけだ。

ある指揮者からハーディングに関する評価を聞いたことがあって、素晴らしい指揮者、とても頑固で、目標とする音楽のために妥協がない、ということらしいんですよ。それが良い方にいけばうまく行く、と。

これまでハーディングはスウェーデンやベルリンのオーケストラを長く率いている。それがすなわち「うまくいっている」ということ。ローマでもきっとうまく行く。とはいえ指揮者とオーケストラっていうのは結婚と同じで相性っていうものがあるんで、どこそこでうまく行ったからほかでもうまく行くというわけでもなく、反対にあそこがダメだったからといって他でもだめというものでもないんで、様子をみようというか、うまく行くことを願おうではありませんか。

同業者の口から「素晴らしい指揮者」と評価されたのを私は知っているわけですから、自信を持ってハーディング、素晴らしい、と言い切ることが出来る。そう、指揮とかオーケストラとかに全く疎い私でもね!(虎の威を借りてます)。

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