トルコ、アンカラの病院で実施されたテスト。高血圧で運ばれてきた緊急外来の患者を二グループにわける。片方は通常の治療、もう片方は、それに加えて、ヴァーチャルリアリティで流れる川や木々を見せ、静かなクラシック音楽をきいてもらう。それぞれ65名ずつ、130名。後者の血圧は前者とくらべ急速に低下した。ただし、1時間後には、両者の差異はなくなった。
具体的には、15分後と30分後の平均血圧が通常の場合138→126(8%減)→119(14%減)だったのに対し、VR+クラシッの人たちは132→116(12%減)→112(15%減)であった、と。
そこまで劇的に違う、というわけでもないかもしれないが、ちがうことはちがう。これが何を意味するのか。高血圧で運ばれてくるというのは、いわば一刻を争う状況であり、そんな状況で少しでも早く血圧が下がるのであれば意味のあることなのでしょう。患者は不安を抱いているし、それを和らげる必要もある。そういう意味でも有効なのかなとも想像します。
病院の発表はこちら。発表によりますと、ヴァーチャルリアリティとクラシック音楽を常にセットで実施したので、どっちに効果があったのか、両方なのかの違いがわからない、ということと、医師にも患者にも、VRをしているクラシック音楽を聴いている、ということが明らかだったので、プラセボ効果が発生していた可能性もあるということで、今後のさらなる研究が待たれる!ということだそうです。
また、クラシック音楽でなく他の音楽、たとえば患者に好きに音楽を選ばせたらどうなる、というようなことも検討されるようです。ものすごいハードロックでも血圧は下がるのか(上がりそう)。
なお患者が何をみて、何を聴いていたかも公開されていて、YouTubeやんけ。なるほど、サン=サーンスの白鳥とか、グノーのアヴェ・マリアとか、タイスの瞑想曲とかですね。わかるわかる。この文字を見ただけですっかり血圧が下がるようになったらもうあなたも立派なプロです。
てか映像↑のほうはわりと川の流れが速いしなんなら吊り橋の映像とかだけど、吊り橋・・・むしろ不安にならないのかな、途中がっつり広告入るけど、広告で血圧が戻ったりしないかな(余計な心配をしてすいません)。
今後のさらなる研究を待ちたい。


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