ズービン・メータ(89)がLAフィルを指揮。ブルックナーの8番を暗譜で指揮

昨日はパペットスンスンっていうキャラクターを初めて知って衝撃を受けた私です。出遅れている!!!!!

出遅れていると言えばブルックナー界隈にも私はなかなか出遅れていて、ブルヲタが、とかブル8が、とか、ミレドがどうとか言われてもちんぷんかんぷんなんすよ。こち亀に出ているとか言われてもなんのことやら?ミレド??なにそれ新しいキャラクター?また覚えないといけないの?(おっさん化が著しい)

89歳のズービン・メータ、キャンセルも多く、このあとどこかに登場することがあるのだろうか、とぼんやりと思っていましたところ、11月9日に地元LAフィルを指揮した、しかもブルックナーの8番を暗譜で、という記事がでていまして、素晴らしいことだと思いました。

とはいえ、若い頃の録音よりも10分以上遅かったとあります。具体的には89分かかったそうで、ブルヲタの方々からすれば、この情報だけで頭の中のブルコン(ブルックナーコンピューターの略称。そんなんないけど)がパチパチパチっとはじけていることでしょう。ありがたや。

指揮台の上では弱々しく、ときに音楽が停滞しているようにも感じられたとのことです。だが、記事の最後は、積極的に閉じられていて、批評家のメータへの愛情が感じられる。実にいい。

「もし彼がこれ以上旅をできないとしても、世界が彼のもとに来ればよい。ロサンゼルス・フィルという「家族」とともにある場所こそが、彼の中にあるビジョン、畏敬、そして愛を最も純粋な形で映し出すのだ。」

これは傲慢でもなんでもなくて、もう旅はしなくていいんだよ、俺たちのところで、可能な限り長く指揮台に立ってくれれば嬉しい、そういう家族愛のようなものを感じました。

愛だな。

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